行政

厚生労働省分割論

次はこれです。すげえ久々の行政タグ。 自民党は今月にも厚生労働省の分割を念頭に置いた提言を安倍晋三首相に渡す。これを受け、政府は分割への検討を本格化する。2001年に誕生した厚労省は働き方改革など新たな政策需要に対応しきれていないと判断した。政…

国家公務員希望者全員再雇用「定員の枠内で」

もう一つ本日の日経新聞朝刊から。 政府が臨時国会に提出する国家公務員法改正案の概要が25日、分かった。希望する定年退職者は原則再任用するが、国家公務員全体の定員の枠内に収める。財政状況が厳しいため、定員を増やすのは難しいとみられ、再任用の希望…

大阪の話(3)

大阪の話をもうひとつ、本当に忘れないうちに備忘的に。 「常識がない。担当でない場合でも、議員の力を借りて詰問してくる。特に若い議員の社会人としてのマナーを再教育すべきだ」。 「大阪維新の会」代表の橋下徹・大阪市長に23日、市職員から送り付け…

大阪の話(2)

さてやはり各方面から悪評紛々の大阪府の教育基本条例案に関しては、こんなニュースも流れておりました。 大阪府の2012年度の公立学校教員採用選考で、合格者2292人のうち284人(12.4%)が3日までに辞退したことがわかった。記録の残る過去…

多様な出身校

本日、厚生労働省から「採用昇任等基本方針に基づく任用の状況(平成22年度)」というリリースがありました。 http://www.mhlw.go.jp/topics/2011/12/dl/saiyoushounin22.pdf その冒頭が「多様な人材の採用について」で、『「職務の特殊性等を踏まえつつ、…

大阪ダブル選挙

維新の会の勝利という結果はともかく、投票率が高かったのには驚きました。まあ愛知県知事・名古屋市長選と同じで、既存政党に対する不満・批判の受け皿がポピュリスト政党だったというところでしょう。既存政党に対する不満が高いなら政党色を消して無所属…

厚労省の残業が減少

例年フォローしております霞が関国家公務員労組共闘会議による中央省庁の残業時間調査の結果が本年も発表されました。今朝の日経から。 東京・霞が関の中央省庁で働く国家公務員の2010年の平均残業時間が月35.1時間だったことが21日、労働組合で構成する「霞…

インターンが無償のバイトとは

荒らしは無視で休暇モードに突入して久々の更新です。この間世間ではあれこれ起こっていて世の中に遅れることはなはだしいわけですが、まあ追い追いキャッチアップしていこうかと。 さて本日は切込隊長を引退されたやまもといちろうさんのブログから。8月15…

国家公務員の採用抑制

今年度も国家公務員の採用は抑制基調のようです。日経新聞のサイトから。 政府は17日の閣議で、2012年度の国家公務員の新規採用者数について、09年度実績と比べて約3割減とする方針を決定した。東日本大震災の復旧・復興対応による業務の増加を考慮し、11年…

平成23年度厚生労働省の目標

先週の木曜日(28日)に「平成23年度厚生労働省の目標」が発表されました。 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001atv9-att/2r9852000001atwz.pdf 最初の正直な感想はもう長妻大臣いないんだからやめちゃえばいいのにというものだったのですが、そ…

労働大学校を被災者支援に活用

厚生労働省は本日、「労働大学校宿泊施設の提供などにより東日本大震災により被災した新卒者などの就職活動を支援」というプレスリリースを発表しました。 (1) 厚生労働省においては、(独)労働政策研究・研修機構の協力を得て、被災地域に居住する就職…

命懸け

厚生労働省が「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況及び対応について」報道発表しており、ウェブサイトでは昨日の第13報までが公開されていますが、その中にこんな一節がありました。 ○原発事故の対応については、 … ・作業員の被災状況につい…

高齢・障害者雇用支援機構理事長公募に応募42人

厚生労働省のウェブサイトで、2月2日に締め切られた独立行政法人役員の公募への応募人数が公開されています。 今回募集されたのは8法人の8人(うち2人は非常勤)で、7法人は旧厚生省関係(さらにうち6法人は医療系の研究施設らしい)、旧労働省関係は1法人に…

インドの解雇規制

SankeiBizでインドの解雇規制が紹介されていましたので、備忘的に転載しておきます。 インド・ムザファルプルの町で縫製工場を経営するシェカール・バグワットさんは昨年、モスクワやプラハ、ベルリン、ロンドンなど欧州各地のブティックに計200万ドル(…

事務次官の給与は高いのか?

衆議院議員の河野太郎氏が、予算委員会で公務員の人事について質問するとのことで、ご自身のブログ上でその内容を公表されました(その後質問は中止になったもよう)。 http://www.taro.org/2011/01/post-905.php その中にこんな質問があります。例によって…

カラ求人

面白いエントリをみつけたので備忘的に転記します。 http://anond.hatelabo.jp/20100419004746 中小企業で総務と人事を担当している。 過日、職安から「御社で求人募集は行ってはおりませんでしょうか?」という電話があった。 新卒採用でさえも引き締めよう…

ハローワークの地方移管

民主党の地域主権調査会が、ハローワークは地方移管せずに国が引き続き運営するとの提言をまとめたそうです。asahi.comから。 民主党の地域主権調査会は11月30日、国の出先機関改革の対象であるハローワークについて、職業紹介や雇用保険などの事務や権…

「今後の高年齢者雇用に関する研究会」スタート

先週金曜日、厚生労働省の「今後の高年齢者雇用に関する研究会」の初回会合が開催されました。雇用戦略対話の政労使合意に「公的年金支給開始年齢(報酬比例部分)の65歳への引上げが開始される平成25年度に向けて、65歳まで希望者全員の雇用が確保されるよ…

労働政策を考える(19)専門26業務適正化プラン

「賃金事情」2592号(9/5号)に寄稿したエッセイを転載します。 http://www.e-sanro.net/sri/books/chinginjijyou/a_contents/a_2010_09_05_H1_P3.pdf 参院選の結果を受けて、現在継続審議となっている派遣法改正法案のゆくえも不透明になっていますが、人事…

記録回復基準の不徹底

まず3日の朝刊から。 年金記録問題の被害者救済のために昨年12月から実施している記録回復基準の緩和策について、職員が知らなかったり誤って理解したりしている年金事務所が8割弱にのぼることが、厚生労働省が2日までに実施した覆面調査で判明した。8月…

ネタ

いやホントしょうもないネタですみません。 厚生労働省は毎週「業務改善事例」と「国民の皆様の声」をウェブで公開していますが、今日公開された改善事例にこんなのが。 ○改善事例4 ハローワークにおける心の健康に係る集中的啓発活動の実施 【改善点】 少…

長妻厚労相、独法の健康保険料の職員負担引き上げを要請

もうひとつ14日の日経新聞から。長妻厚労相ネタです。 長妻昭厚生労働相は13日、同省が所管する独立行政法人の健康保険組合の保険料率について、事業主である独法と健保の加入者である職員で半分ずつ負担するように各独法に要請した。福祉医療機構や労働者健…

天下りあっせん禁止で公務員の採用抑制

きのうの日経夕刊から。 原口一博総務相は26日、国家公務員の2011年度新規採用について、09年度実績に比べ4割減とする方向で関係閣僚と調整に入る方針を固めた。採用を抑制する人数は約3600人にのぼり、大半は地方の出先機関で対応する。天下りあっせんの禁…

枝野行革相

けさの日経新聞にインタビュー記事が掲載されておりました。公益法人の見直しに関する内容だったのですが、雇用問題にも触れています。 ――――仕分けの結果、仮に廃止となった独法の職員の雇用はどうする。 「民間並みだ。民間だって仕事がなくなったらリスト…

Motivation,Open,Flexible=”MOF”

菅財務相が「平日にデートができる勤務体系」を標榜して検討を求めていた財務省改革のプロジェクトチームが、報告書を取りまとめて発表したそうです。 http://www.mof.go.jp/singikai/mofpt/mofpt.htm 驚くほど目新しい内容が含まれているというわけではない…

労政審、派遣法修正に抗議

今朝の日経新聞によると、労働政策審議会が政府による派遣法改正法案の修正に対して抗議したそうです。 労働政策審議会(厚生労働相の諮問機関)は1日、労使が合意した労働者派遣法改正案を政府が修正したことに対して、抗議する意見書を長妻昭厚労相に提出…

公務員法改正案、「次官」「部長級」同格に

政府は15日、今国会に提出する予定の国家公務員法改正案について「事務次官と局長」「部長級」の2つに分けていた幹部人事を一本化するよう修正することを決めた。次官から部長級への異動は特例の「降格」ではなく通常の「転任」として処理できるようにする…

厚労省、天下りポスト公募に 公益法人などに要請へ

厚生労働省は同省OBを5代以上続けて役員に受け入れている14の所管法人について、該当する役員ポストを公募制にするよう各法人に要請する方針だ。政府は任期が切れた独立行政法人の役員ポストを公募制に移行している。厚労省は独立行政法人以外の公益法人…

八代尚宏先生

思いがけず八代先生が話題となっているようでして、またしてもhamachan先生経由で、「ブログ・プチパラ」(http://blog.goo.ne.jp/sinceke/)さんが私が遅まきながら先週取り上げた「週刊ダイヤモンド新年合併特大号」の八代尚宏・湯浅誠両氏の論考を論じて…

事業仕分けの意義

週末5日の日経新聞マーケット面のコラム「大機小機」で「吾妻橋」氏が事業仕分けを論じておられます。例によって切れ味鋭い内容ですので備忘的に転記しておきます。 民主党の政権交代効果をアピールする事業の仕分け作業が終わり、1.6兆円の無駄が洗い出さ…