2005-01-01から1年間の記事一覧

年の暮れ

2005年も残すところ本日のみとなりました。 今をさること7年前、1999年の新年に、日本総研の山田久氏の手になる『大失業−雇用崩壊の衝撃』という本が刊行されました。大失業―雇用崩壊の衝撃作者: 山田久出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 1999/01メデ…

今年の5冊あらため今年の10冊

年末ということで、あちこちのブログで「今年のベスト○冊」といったエントリがアップされているようです。私はこうした人たちほどの読書家ではありませんが、それでもそこそこの数の本を読んでいますので、私も諸賢のまねをしてみましょう。 別に確たる視点…

年末進行

ようやく終わりました。これがつらいのは、夕刻一定の時間には仕事を打ち切らなければならず、仕事が積み残されること。おかげで長時間労働が抑制されているわけではありますが。

連合、使用者団体に公開質問状

12月27日に、連合が経団連、日商、中央会の三団体に公開質問状を出したそうです。そのうち、経団連に対するものは、連合のウェブサイトで公開されています。 連合は、国民生活の改善のために労使で共同すべきことは協力し、分配などの労使の利害が対立するこ…

管理職って、俺のことか

「日本労働研究雑誌」12月号の巻頭に、川喜多喬先生が「管理職って、俺のことか」という短いエッセイをよせておられます。 いたく労働法学者に同情している。気の毒にも役人や組合幹部のために労働者の定義とか、さては労働者の中でも管理職の定義とかを考え…

若干の失望

今朝の日経新聞に小さく出ていました。 連合の高木剛会長は26日の記者会見で、民主党の前原誠司代表が国家公務員人件費総額を三年間で二割以上削減する考えを示したことについて「公務員も生身で働いている。乱暴に人を減らしたり、人件費を減らしたりできる…

近鉄 トップ復帰への道

もうひとつ、社会人ラグビーの近鉄の記事が目をひきました。近鉄ラグビー部は名門ですが、今年トップリーグから陥落、復帰をめざして西日本リーグで優勝しました。 プロ野球のバファローズのオリックス統合を受け、ラグビーを社員の士気向上のために強化しよ…

「序列の壁」に挑む

まずはアイスダンスの記事から。華やかな女子フィギュアの争いと並行して、トリノ五輪のアイスダンス日本代表に渡辺心・木戸章之組が選ばれました。 …明らかにわかるミスが少ないアイスダンスの採点には、「序列」という壁がある。欧米勢と戦う日本勢にとっ…

スポーツ2題

今日の読売新聞夕刊の記事から、スポーツ関連のネタをふたつ。

覚え書き

今朝の日経新聞に、「国際文化フォーラム特集」が掲載されています。その中で、非常に印象に残る発言がありましたので、備忘のために転記しておきます。ひょっとしたら一昨日私がグダグダと書いたこととも若干のつながりはあるかもしれません。10月10日に法…

私がユニクロで買わない理由

不買運動の話を書いていて思い出したのですが、私はユニクロの商品は買いません。家族にも買うなと言っています。ささやかな不買運動です。 その理由は今世紀はじめにさかのぼります・・・

"Happy Holiday"? or "Merry Christmas"?

先日、クリスマス・シーズンでにぎわう(なんてナマやさしい代物ではありませんでしたが)東京ディズニーランドに家族連れで行ってまいりました。「イッツ・ア・スモール・ワールド」がクリスマスバージョンになっているということで観覧してきたのですが(…

日記

今日、神保町交差点を通りかかったら、救世軍の社会鍋が出ていました。ああ、年の瀬だなぁ…ってもう22日じゃん。ふと気付いたら今年もあと10日、なんだか例年になく右往左往の年末です。というわけで今日はこんなネタ。かなり久々のダイバーシティネタです(…

大竹文雄『経済学的思考のセンス』

経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには (中公新書)作者: 大竹文雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/12/01メディア: 新書購入: 14人 クリック: 139回この商品を含むブログ (110件) を見るあらためて書評を書きたいと思いますが、とりあえ…

経労委報告

経団連の『2006年版経営労働政策委員会報告』を読んでいたら、若年雇用についてこう書かれていました。経営労働政策委員会報告〈2006年版〉作者: 経営労働政策委員会出版社/メーカー: 日本経団連出版発売日: 2005/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (1…

ホームページ更新

しました。

電機連合、不妊治療休暇を要求へ

週末の新聞記事から。電機連合が「不妊治療休暇」を来春闘で要求する方針を決めたそうです。 …不妊治療をうける女性の増加で「休暇が足りない」など労組に対する相談件数が増えているうえ、一部単組から統一要求に盛り込むべきとの提案があった。 電機連合は…

ホームページ更新

というわけで労務屋ホームページを更新しました。ほかにも載せなければいけないものがいくつかあるな(^^;;

ファイザーの「不意打ちリストラ」頓挫

ファイザーの日本法人で労使がゴタゴタしているようです。 製薬最大手米ファイザーの日本法人、ファイザー(東京・渋谷、ソーレン・セリンダー社長)が進めていた全従業員の約5%にあたる300人規模の人員削減計画と組織改正が同社の労働組合の反発で中止と…

組織率低下に歯止めかからず

本日の新聞報道によると、厚生労働省の「平成17年労働組合基礎調査」の結果、今年6月末時点の組織率は18.7%と、昨年比0.5パーセントポイントの大幅低下となったそうです。 厚生労働省が14日発表した労働組合基礎調査によると、6月末時点での単一労働組合…

経団連「経営労働政策委員会報告」に対する連合見解

きのうも書きましたが、経団連が「経労委報告」を発表したのを受けて、連合がさっそく批判の見解を出しています。揚げ足取りや、いささか品のない悪態めいた表現が時折出てくるのは毎度のことで、ご愛嬌でしょうが、今年は例年になく長文で、力作なのかもし…

経労委報告に対する連合見解

早速出ていました。 http://www.jtuc-rengo.or.jp/new/iken/danwa/2005/20051213.html 事務局長談話ではなく、一段格上の連合見解になっているところに気合を感じます(まあ、例年そうですが)。文面もいつになく長文になっています。 論点はいくつかありま…

YKK

きのう出ていなかったのでどうしたのかな、と思ったらきょう出ていました。月曜日が休刊日だったせいでしょうか。 今回はかなり軽い感じで、一部は軽率な感もありますが、しかしわりとまともです。学生さんたちにはけっこう楽しかったんじゃないでしょうか。…

経営労働政策委員会報告

すでになにかと新聞紙上をにぎわせている、2006版の経団連の「経営労働政策委員会報告」ですが、きょう発表されたということなので、これまたさっそくに入手して読んでみました。ざっとみたところ、賃上げに関する記述はこんなところです。 経済環境に好転の…

均等法改正論議、大詰めに

先週金曜日(9日)に開催された労働政策審議会雇用均等分科会で、今回の均等法改正についての報告素案が提示されたということでしたので、さっそく取り寄せて読んでみました。すでに先月中旬には「たたき台」が提示されていましたが、素案はさらに明確な書…

川喜多喬先生乗り出す。

牛久の雑談ブログキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! http://kawakita.blog32.fc2.com/ ついに川喜多喬先生がブログ界に参入されました。順調に更新されれば、ほどなくカリスマブロガーとなられるでしょう。期待して待ちたいものです。さっそく「よくみるブログ」を入れ替え…

ひょっとして読んでます?

電機連合も来春闘での2,000円の賃金改善要求を決定したということで、日経新聞は今朝も「来年こそ賃上げ」という熱い(?)記事を書いています。それはそれとして、塩田宏之解説委員の署名がある解説記事を読んで、ちょっと驚きました。 …名目を「賃金改善」…

連続シンポジウム

今日も引き続き、12月5日付日経新聞朝刊の特集「少子化連続シンポジウム」から考えて生きたいと思います。まことに論点満載の特集ですが、今日は昨日に続く部分です。 橘木 子育てに直面する30歳から40歳半ばの男性の仕事の負担が重い。日本は残業時の賃金の…

鉄鋼6年ぶり賃上げ要求

本日の日経新聞で、基幹労連(鉄鋼+造船重機)が来春闘で賃上げを要求する見通しだと報じられていました。 鉄鋼や造船重機などで構成する基幹労連は来年の春季労使交渉に向け、1人当たり3000−5000円の「賃金改善」を要求することで調整に入る。賃上げ要求…

少子化連続シンポジウム

きのうの日経の特集からもうすこし。 橘木 高度経済成長時代に企業戦士として働いた男性の働き方がまったく変わっていない。「スローライフ」という言葉があるが、働くことだけが人生ではないことを日本人はもっと考えていい。家庭生活や趣味に時間を割くよ…