命懸け

厚生労働省が「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況及び対応について」報道発表しており、ウェブサイトでは昨日の第13報までが公開されていますが、その中にこんな一節がありました。

原発事故の対応については、

・作業員の被災状況については、管轄である富岡労働基準監督署の職員が情報を収集している。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014i5k-img/2r98520000014i77.pdf

やはり厚労省の発表(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014j67-img/2r98520000014j7o.pdf)によれば富岡労基署は地震発生以降閉庁が続いている(まあ避難指示が出ているのだから当然だ)ようですが、職員は労働災害防止・対応のために勤務しているのですね。公務とはいえ命懸けの仕事のはずで、頭が下がります。
このブログでは過去労働基準監督署に対してはかなり手厳しい評価をしてきた(やるべきところではなくやりやすいところをやる、人により見解が異なる、とにかく法違反が無いよう超安全サイドの指導を行う、などなど)わけですが、これには率直に敬意を表したいと思います。いやもちろん改善すべきは改善してほしいわけではありますけどね。