2011-01-01から1年間の記事一覧

派遣法改正法案、修正へ

今朝の日経から。派遣法の成立に向けて、民主党が法案修正で大幅に譲歩するようです。まあこのあと高齢法の改正や有期労働契約の話などをやりたいというのであれば、さすがに派遣法はいい加減になんとかしなければならないという事情でしょうか。 民主党は国…

ひとこと

ええと、ということで(どういうことだ?)私もTPPに関連してひとこと(笑)。野田首相がTPP交渉参加に舵を切ったということで、連合が昨日、「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に係る総理会見についての談話」という事務局長談話を発表しました。 ht…

派遣に交通費

id:mkusunokさんから、10日のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20111110#p1)にはてなブックマークでこんなコメントをいただきました。 [人事管理]期間の定めの有無による処遇の相違 - 2011-11-10 - 労務屋... d:id:roumuya 社会 1 user 2011/11/11 …

自爆

さて上記エントリに続く11月8日のエントリ(http://jyoshige.livedoor.biz/archives/4816184.html)はTPPに関するものなのですが、あれこれ書かれた最後におもむろにこんな記述があり思い切り茶を吹きました(笑)。 最後に。上記の筆者の方々は、いづれもき…

4割という数字はそんなものかと思いますが。

さて上記エントリを拝見した際に、別の日のエントリ(http://jyoshige.livedoor.biz/archives/4778130.html)で高年齢者雇用について書かれているのを発見しましたのでついでに取り上げます。 経団連の調査によれば、現在検討されている定年の65歳義務化で、…

まあ、わからないんでしょうね。

さて先週の若者エントリに関しては、城繁幸氏がご自身のブログでコメントしておられることもお知らせいただいたところです。コメント欄に記入していただければ普通に掲載するような内容だったのですがメールできたのは公開されたくないという意図なのでしょ…

訃報

芦田甚之助元連合会長のご冥福を心からお祈り申し上げます。

期間の定めの有無による処遇の相違

一昨日開催された労働政策審議会労働条件分科会の資料が厚生労働省のウェブサイトに掲載されておりました。 有期労働契約について議論されているわけですが、労使の意見の隔たりが大きい上に労使ともに業界間で異なる事情を抱える問題であり、分科会は昨年来…

ふと思った

今朝の日経から。 枝野幸男経済産業相と細野豪志原発事故担当相は9日、東京電力と資源エネルギー庁、原子力安全・保安院に福島第1原子力発電所1〜4号機の廃炉へのロードマップ(工程表)作成を指示する。年内をめどに提出させる方針。… 原子力委の計画案…

hamachan先生

(11月10日追記)hamachan先生が同じ記事を取り上げておられました(ご教示いただいた方ありがとうございます)。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-b3d0.html もちろん通底するものはあるのですが、立場や主義主張の違いで展開がず…

漫画家の労働者性、じゃなくて。

先週のエントリで日経電子版の「日本の若者はなぜ立ち上がらないのか」という記事を取り上げたのですが、これが掲載されていた日経電子版の「ライフ」というコンテンツが実は面白いことを発見しました。今日は売れっ子漫画家の弘兼憲史氏のエッセイをご紹介…

JILPT各種資料

独立行政法人労働政策研究・研修機構様から、以下の研究成果物をお送りいただきました。ありがとうございます。 すべて、機構のウェブサイトからPDFで閲覧できます。 労働政策レポートNo.9『女性労働政策の展開―「正義」「活用」「福祉」の視点から―』http:/…

日経経済図書文化賞

太田聰一先生の『若年者就業の経済学』が、日経経済図書文化賞を受賞されました。おめでとうございます。若年者就業の経済学作者: 太田聰一出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2010/11/19メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 76回この商品を含むブ…

叙勲

今日はお祝いが2件です。まずは労働法学界の重鎮である下井隆史先生が、瑞宝中綬章の栄典を受けられました。おめでとうございます。下井先生はもう大学では教えておられないのかな。 叙勲は研究だけではなく、教育や学務などでの貢献も総合的に考慮されて決…

日本の若者はなぜ立ち上がらないのか(続)

さて昨日の続きです。昨日書いたように内田樹先生は日本の若者が立ち上がらない理由を「社会がこの30年間にわたって彼らに刷り込んできたイデオロギー」に帰しておられるのですが、これも一種の「分断統治」的な議論といえるのかもしれません。 一方、神戸女…

日本の若者はなぜ立ち上がらないのか

先週の話ですが日経電子版に「日本の若者はなぜ立ち上がらないのか 内田樹×城繁幸×原田泰×山田昌弘」というインタビュー記事が掲載されました。集まってディスカッションしたというのではなく、個別のインタビューを討論風にまとめた記事のようです。 http:/…

佐藤・藤村・八代『新しい人事労務管理 第4版』

佐藤博樹・藤村博之・八代充史各先生から、『新しい人事労務管理』の第4版をご恵投いただきました。ありがとうございます。新しい人事労務管理 第4版 (有斐閣アルマ)作者: 佐藤博樹,藤村博之,八代充史出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2011/10/31メディア: …

ドラフト会議

本日開催され、社会人野球からも多数の選手が指名されました。まあ中にはあまり本意でない指名もあったかもしれませんが、まずはご同慶です。 驚いたのはオリックスで、8人の指名のうち実に7人が社会人です。大半が高校生とか大学生とかいう指名はよくありま…

公務員住宅

更新休止中の話題です。 財務省は17日、国家公務員宿舎の削減策を検討する第1回有識者会議を開いた。国家公務員宿舎朝霞住宅(埼玉県朝霞市)の建設問題を契機に発足した会議で、5年間で15%強を削減するという従来案の見直しを討議する。出席者からは「宿…

浅井隆『戦略的な就業規則改定への実務』

労働開発研究会の末永さんから(だと思う)、浅井隆『戦略的な就業規則改定への実務−労働条件の不利益変更にあたる場合の見直し方法』をお送りいただきました。ありがとうございます。戦略的な就業規則改定への実務 ─労働条件の不利益変更にあたる場合の見直…

基本問題部会

きのうも書きましたが更新を休んでいる間にも労働政策審議会職業安定分科会雇用対策基本問題部会(長いな)が開催され、本日もさきほど開催されまして今戻ってきました。 高年齢者雇用に関してはまだ平行線という感じですが、一つだけ感想(ネタタグでもいい…

[読書]ワークスレポート2011「成熟期のパラダイムシフト」

ワークス研究所の戸田淳仁さんから、ワークスレポート2011「成熟期のパラダイムシフト」をお送りいただきました。ありがとうございます。 http://www.works-i.com/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=923&item…

大内伸哉『君は雇用社会を生き延びられるか』

明石書店の深澤孝之さんから、大内伸哉先生の最新著『君は雇用社会を生き延びられるか−職場のうつ・過労・パワハラ問題に労働法が答える−』をお送りいただきました。ありがとうございます。君は雇用社会を生き延びられるか―職場のうつ・過労・パワハラ問題に…

石川善朗『部下と上司の人間学』

人事院公務員研修所長の石川善朗さんから、ご著書『部下と上司の人間学−公務員読本』をご恵投いただきました。ありがとうございます。部下と上司の人間学―公務員読本作者: 石川善朗出版社/メーカー: 時事通信出版局発売日: 2010/04/01メディア: 単行本 クリ…

呉学殊『労使関係のフロンティア』

労働政策研究・研修機構主任研究員の呉学殊先生から、ご著書『呉学殊『労使関係のフロンティア‐労働組合の羅針盤』をご恵投いただきました。ありがとうございます。労使関係のフロンティア―労働組合の羅針盤 (JILPT研究双書)作者: 呉学殊出版社/メーカー: 労…

この間のあれこれ

管理人出張のため2週間更新をお休みしましたが無事戻ってまいりました。この間平日が9日であるところ3回に分けてつごう5泊8日出張しており、まあ広域担当の営業の人とかであれば「年中そんな調子です」というところでしょうが、途中には基本問題部会などもあ…

勤務地

すみませんまたネタなんですがもう一つ追加です。いや城繁幸氏のブログなんですが。「内定解禁、でもまだ内定が無い君へ」という10月3日のエントリです。 http://jyoshige.livedoor.biz/archives/4602803.html いや、書いていることはけっこう普通だし、私も…

某書

追加です。ここ数日、某書に関する私の見解を求めるコメントやメールが多数寄せられていて震源地はあの辺かなあなどと見当をつけているのですが、申し訳ありませんが未読ですし今後読むつもりもありませんのでご了承ください。いや無視していたら逃げるのか…

小沢裁判

最後は居酒屋政談です。強制起訴となった民主党の小沢元代表の公判が始まったということで各紙報じられていました。 報道を見る限りなので情報が不正確かもしれませんが、立論の中心が陰謀論(国策捜査)と検察(の取調べ)批判というのはあまり筋がいいよう…

日経社説

日経新聞は、きのう(6日付)の社説で連合に路線転換を求めました。お題は「連合は規制強化から転換を」。 連合の古賀伸明会長が再選され2期目に入った。古賀体制はこの2年間、派遣労働者の働き方を制限するなど非正規雇用への規制強化を訴えてきた。だが…