労働市場

正社員の壁

昨日の日経新聞から。1面トップで大々的に「「正社員の壁」人手不足でも」「非正規から転換7%どまり 格差固定の懸念」となっております。以下見ていきましょう。 非正規社員から正社員への転換が進まない。…人手不足感は高まっているのに、人材のミスマッチ…

バイト時給、2.4%高

今朝の日経新聞で報じられていましたので備忘的に。新卒に限らず非正規の求人も活況のようです。 求人情報大手のリクルートジョブズが15日発表した三大都市圏(首都圏・東海・関西)の9月のアルバイト・パート募集時平均時給は、前年同月比2.4%(24円)高い1…

派遣社員の待遇改善進む

今朝の日経から。上で最低賃金引き上げの話を書きましたが、派遣の時給はそれを大幅に上回る水準で推移しているようです。時給1646円なら、1日8時間20日で月額26万円を超えますので、なかなかの待遇といえそうです。 派遣社員の時給上昇が止まらない。求人情…

働きかたNext(10)

ようやく最後まで来た(笑)。ということで1月11日の記事で一応このシリーズは一段落ということになったようです。また第2弾があるのでしょうが、とりあえず当面最後のお題は「「待てない世代」走る―下積みより今のやりがい」となっております。 …「待てない…

「日本はまだ人手不足ではない」

職場の回覧で日経ビジネス9月22日号(通巻1758号)がまわってきました。今回の特集は「隠れ介護1300万人」というものですが、最終ページに掲載されている連載コラム「賢人の警鐘」によせられたビル・エモット氏の記事の指摘が興味深いものでしたので備忘的に…

小峰先生の微妙なる流動化論

法政大学の小峰隆夫先生が、日系ビジネスオンラインの連載コラムで「日本型雇用慣行について考える」という記事を書かれています。きのう、その第2回が掲載されましたので、ここまでの感想を簡単に書いてみたいと思います。 主眼は今回掲載された第2回ですが…

日本の解雇規制by野川忍先生

先週末、野川忍先生が解雇規制について連続ツイートしておられました。私も現行の正社員に対する解雇規制を緩和すれば雇用が増えるという主張にはきわめて懐疑的であり、少なくとも解雇規制を緩和した際の雇用の質的変化について十分に考慮に入れる必要があ…

潜在失業率

会社が社会奉仕活動で始業前に会社近辺の清掃をやるというので今朝ほど参加してきました。まあ空缶空瓶や包装などの類は想定されたわけですが、レトルトカレーの空き袋とか捨てられているのは少し無理がありそうな(箱は見当たらなかった)。それからスプレ…

日経社説

日経新聞は、きのう(6日付)の社説で連合に路線転換を求めました。お題は「連合は規制強化から転換を」。 連合の古賀伸明会長が再選され2期目に入った。古賀体制はこの2年間、派遣労働者の働き方を制限するなど非正規雇用への規制強化を訴えてきた。だが…

すでに流動的

本日の日経「経済教室」に一橋の深尾京司先生が登場され、わが国企業の全要素生産性(TFP)の向上を訴えておられます。労働に触れている部分をご紹介します。 日本のTFPの伸び率を高めるには何が必要だろうか。 …90年代以降の日本が出遅れた、諸外国に…

インドで賃金上昇

インドでも賃金が上がっていると報じられていました。今朝の日経から。 インド企業が人件費の負担増で収益性を悪化させつつある。IT(情報技術)サービス2位のインフォシスは増収増益を続けるも利益率は悪化。長引く物価高を受け、賃上げ率を上乗せする企…