JILPT各種資料

独立行政法人労働政策研究・研修機構様から、以下の研究成果物をお送りいただきました。ありがとうございます。
すべて、機構のウェブサイトからPDFで閲覧できます。
労働政策レポートNo.9『女性労働政策の展開―「正義」「活用」「福祉」の視点から―』http://www.jil.go.jp/institute/rodo/2011/009.htm
調査シリーズNo.86『JILPT 「多様な就業形態に関する実態調査」―事業所調査/従業員調査―』http://www.jil.go.jp/institute/research/2011/086.htm
調査シリーズNo.87『地方自治体における外国人の定住・就労支援への取組みに関する調査』http://www.jil.go.jp/institute/research/2011/087.htm
調査シリーズNo.88『「短時間労働者実態調査」結果―改正パートタイム労働法施行後の現状―』http://www.jil.go.jp/institute/research/2011/088.htm
資料シリーズNo.93『高齢者の就業実態に関する研究―高齢者の就業促進に向けた企業の取組み―』http://www.jil.go.jp/institute/chosa/2011/11-093.htm
資料シリーズNo.95『雇用創出指標・雇用消失指標』http://www.jil.go.jp/institute/chosa/2011/11-095.htm
今回いずれも興味深そうな資料揃いで、追い追い目を通していきたいと思いますが、中でも目をひくのが労働政策レポートNo.9『女性労働政策の展開―「正義」「活用」「福祉」の視点から―』で、「JILPT主席統括研究員伊岐典子」の署名があります。下世話な話ですが、当時の長妻厚労省の「八つ当たり人事」「好き嫌い人事」でJILPTに出向になったと話題になった(http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010072601000526.html)方ですね。
わが国の戦後女性労働政策の変遷・展開が「正義」「福祉」「活用」の3つの視点から5つの時期に分けて記述されており、基礎的な資料としてたいへん有意義なものではないかと思います。なお労働政策レポートは常敬体どちらで書いてもよいらしく、このレポートも敬体で書かれています。この手の資料では珍しく、新鮮な感じがします。さすがに女性だからとか女性労働だからとかいった理由で敬体にしたのではないでしょう。そういえばhamachan先生のものも敬体でしたが、hamachan先生は岩波新書も日経文庫も敬体で書いておられますので、まあ各人の書きやすい文体でというところでしょうか。