2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

中国日系企業の昇給率7.8%

今朝の日経新聞によると、中国に進出している日系企業の昨年の昇給率は平均7.8%だったそうです。今年はやや鈍化する見通しだそうですが、「無尽蔵に近い」といわれてきた中国の労働力供給も最近は沿海部で人手不足が伝えられており、本当に鈍化するかどうか…

新聞各紙のニッポン放送狂騒曲(2)

まずは昨日のフォローです。 今日も読売、朝日、日経、東京の4紙がこの問題の社説を掲載しました。うち、朝日、日経、東京の論調はほとんど同じで、要するに、ニッポン放送の増資は株主軽視でけしからんが、ライブドアのやり口にも問題があるから、司法での…

新聞各紙のニッポン放送狂騒曲

ライブドアによるニッポン放送株の買い集め(という表現でいいのだろうか)が大いに注目を集めています。今日はニッポン放送・フジテレビが対抗策として大規模な新株予約権の発行を決めたというニュースがマスコミをにぎわせていますが、本筋とは別に、この…

「金融経済の専門家」労組を語る

ベストセラー作家村上龍主催の著名なメールマガジン「JMM」で、「金融経済の専門家」たちが労働組合についてコメントしていました。お題は「日本の労働組合に未来はあるか?」で、設問は「春闘ですが、完全に死語になった気がします。日本の労働組合に未…

フジテレビ労組の存在感

フジテレビ労働組合が、ライブドアの経営参入に反対し、この問題について会社を支持する見解をまとめたそうです。 ライブドアがニッポン放送株を大量購入し、ニッポン放送やフジテレビジョンに業務提携を要請したことについて、フジテレビ労働組合(工藤晃義…

もひとつどうだ!日経病!!

しばらくぶりに出たかと思ったら、本日二つめです(笑)。こちらは経済解説部の記者「シグナル発見」というコラム(「経済解説部」ですから解説記事でしょうか)です。

出た!日経病!!

本日の日経新聞朝刊で、しばらくぶりに、「日経病」の炸裂をみました。編集委員による「経営の視点」というコラムです。

労務屋ホームページ更新

日本キャリアデザイン学会の一般向けオフィシャル・メールマガジン、「キャリアデザインマガジン」の第11号を発行しました。 というわけで、労務屋ホームページの「キャリア辞典」も更新しました。今回のお題は、「継続雇用(1)」です。「私のキャリア観」…

ゆとり教育に大賛成の人もいる

自民党文教族のボス、森前首相が「ゆとり教育見直し」を公然と批判したそうです。 「ゆとり教育に大賛成。勉強しなくていいのではなく、好きなことをいろいろやらせて学校が嫌いな子をなくす趣旨をくんでほしい」。自民党の森喜朗前首相は十七日の森派総会で…

全社員の3分の1が希望退職

JTが実施した希望退職募集に、予想を大幅に上回り、全社員の3分の1もの多数の応募が集まったそうです。 JTは17日、2004年度中に行った希望退職者の募集に、全社員の約3分の1にあたる5796人が応じたと発表した。 ・・・ JTはたばこ需要の…

なんでも少子化

今国会では少子化の問題が活発に議論されているそうです。重要な国家的課題ですし、けっこうなことだと思うのですが、今朝の日経新聞にこんな囲み記事が出ていました。 「ネクタイを締める男性が夏に職場の冷房温度を低く設定するため、女性が冷え性になり子…

「元ヤンキー」教諭の聖職意識

傷害事件を起こして高校を中退した「ヤンキー」が、中退者が集まる「私立北星余市高校」で再起して同校の教師となるというテレビドラマ「ヤンキー母校へ帰る」のモデルとなった義家弘介教諭が退職するというニュースが流れていました。 「ヤンキー先生」とし…

民間における政策形成

2月7日、2月8日のエントリについて、Bewaad Institute@Kasumigasekiさんからコメントとトラックバックをいただきました。。 http://bewaad.com/20050214.html#p03 私の感想とあわせてご紹介したいと思います。なお、以下の引用は私が勝手に一部省略、フォー…

雇用は守られた

今朝の日経新聞朝刊スポーツ欄、前近鉄バッファローズ監督の梨田昌孝氏のコラムにこんな一文を発見しました。 裏方さんを含め、旧近鉄の選手、スタッフの進路も決まり、ホッとした。 「経営問題」「リストラ」が前面に打ち出された球団合併で、プロ野球選手…

明日が私を待っている

我が家の6歳になったばかりの長女が、「half point」という歌を気に入って聞いています。数年前のアニメの挿入歌のようです。十代前半くらいの、成長過程の「half point」にいる少女の心情をテーマにした歌らしいのですが・・・。 あと少しなの もう少し み…

「囲い込み症候群」症候群

今朝の日経「経済教室」に、太田肇同大教授の「21世紀の日本企業の組織型 『囲い込み』から『インフラ』へ」との論考が掲載されていました。 非常に精力的に調査活動、執筆活動に取り組んでいる人のようで、ちくま新書の「囲い込み症候群」や中公新書の「選…

白いカモメに桜咲く

初の「中高一貫都立高」白鴎高校付属中学校で合格発表があったそうです。 これに関する新聞の扱いですが、支持派と目される産経新聞が 午前九時に学校職員が合格発表用紙が張られたボードを設置すると、受験生は自分の受験番号を何度も確認し、一喜一憂して…

お雑煮100選

文化庁が「お雑煮100選」(といいつつ実際には102点)を選定したそうです。 http://www.bunka.go.jp/new_fr3.html 審査員特別賞に、「小学校三年生が総合的学習の時間に調べた」というのが選ばれているのがいかにもという感じで笑えますが、しかしこれ、どう…

配当連動賞与

たびたび書いていますが、昨今の賃金問題の大きなポイントの一つは「投資家重視」、要するに資本家と労働者の間の分配という古典的な問題なんじゃないかと思うのですが。 エンジニアリング大手の千代田化工建設は…一九九〇年代後半に経営危機に陥り、社員数…

福井秀夫「官の詭弁学−誰が規制を変えたくないのか」

きのうのエントリでご紹介した竹中平蔵経済財政・郵政民営化担当相の発言を引き続きとりあげてみたいと思います。今日はきのうと違う部分です。 「日本のシンクタンクではマーケットウオッチャーがたまたまアルバイトみたいに政策を論評しているだけで、本当…

竹中先生、そうはおっしゃいますが

今日の日経新聞の「領空侵犯」というコラムで、竹中平蔵経済財政・郵政民営化担当相が登場し、「民間シンクタンクの政策論が駄目だ」と述べています。 「気がつくと最近の政策のアイデアはほとんど政府発なんですよね。…民間は不十分だとか部分的な批判はし…

キャリアデザインマガジン

日本キャリアデザイン学会の一般向けオフィシャル・メールマガジン、「キャリアデザインマガジン」第10号を発行しました。 というわけで、労務屋ホームページの「キャリア辞典」も更新しました。今回のお題は、前回に引き続き「エイジフリー(2)」です。「…

就職希望ランキング

今日の日経新聞第2部で、「大学生の就職希望ランキング」が発表されてました。1位はサントリーで、以下ANA、JTB、トヨタ、JAL、松下、三井物産、資生堂、電通、東京海上というベストテンだそうな。 上位にランクされた企業にはまことにご同慶です…

ホームページ更新

労務屋ホームページの労働雑感を更新しました。今回のお題は「月間残業100時間で医師の面接指導を義務化」と、なんとなく気がきかないのですが、そういう法改正が進められているのです。 というわけで、メルマガも発行したのですが、すでに通算号数が間違っ…

樋口美雄・財務総研編「団塊世代の引退と日本経済」

団塊世代の定年と日本経済作者: 樋口美雄,財務省財務総合政策研究所,財務総合政策研究所=出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2004/12メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る似たような書名が続きますが(笑)、阪大の大竹文雄先…

実感されにくい「恩恵」

一昨日のエントリの「最高益の労働条件面での恩恵」に関連して、やはり賃上げ=名目賃金の上昇といった形での恩恵は行き渡っていないということを平家さんが毎勤統計で検証してくれました。 http://takamasa.at.webry.info/200502/article_1.html 実際には、…

八代尚宏・鈴木玲子「家計の改革と日本経済」

家計の改革と日本経済作者: 八代尚宏,鈴木玲子出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2005/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る日本の家計になにが起きているか、の分析をもとに、より「豊かな」家計を実現するための政策…

一行ニュース

いま、新幹線の車中ですが、入口上のフラッシュニュースで、西宮市で母親が「泣き止まないから」娘の首を絞めて殺害した、というニュースが流れていました(毎日新聞ニュース)。 詳しいことはわかりませんが、いわゆる育児ノイローゼだったのでしょうか。い…