雇用は守られた

今朝の日経新聞朝刊スポーツ欄、前近鉄バッファローズ監督の梨田昌孝氏のコラムにこんな一文を発見しました。

裏方さんを含め、旧近鉄の選手、スタッフの進路も決まり、ホッとした。

「経営問題」「リストラ」が前面に打ち出された球団合併で、プロ野球選手会も「選手の契約の確保」を大きく掲げていたわけですが、結局は選手だけでなくスタッフも含めて「雇用は守った」わけですねぇ。もちろん、外部への転職斡旋のようなリストラの成果があがるような形のものも多いのでしょうが。
日本的といえば日本的なのでしょうが、考えてもみれば、いいかげん批判を集めているところで、目立たないとことで冷たい仕打ちをしてそれが発覚したりすれば(確実に発覚するでしょうし)、合併球団のイメージがさらにダウンするだけではなく、ただでさえ苦戦しているスカウティングが一層苦しくなるでしょうから、結局は合理的な判断をしたということなのかもしれません。