樋口美雄・財務総研編「団塊世代の引退と日本経済」

団塊世代の定年と日本経済

団塊世代の定年と日本経済

似たような書名が続きますが(笑)、阪大の大竹文雄先生が週刊「エコノミスト」に書評を書いてくださいました。
http://www.iser.osaka-u.ac.jp/~ohtake/ippan/syohyo_050201.pdf
私もこの研究会に参加しましたが(第5章を書いてます)、「オフィスビル2010年問題」や「団塊世代の定年にともなう消費動向の変化」あるいはこの評にもある「いまはまだ若い人が多い都市部も、早晩急激に高齢化して今のままでは地方財政がとんでもないことになる」といった話、さらには貯蓄率や企業会計、マクロ経済への影響などなど、労働問題しか知らない私には非常に面白く、勉強になる研究会でした。
というわけで、この本も面白い。宣伝、宣伝。