近鉄 トップ復帰への道

もうひとつ、社会人ラグビー近鉄の記事が目をひきました。近鉄ラグビー部は名門ですが、今年トップリーグから陥落、復帰をめざして西日本リーグで優勝しました。

 プロ野球バファローズオリックス統合を受け、ラグビーを社員の士気向上のために強化しようと、2月に本社の部署としてラグビー運営部が発足。練習の素案づくりも社業として行えるようになった。…今里良三総監督は「ずいぶんお金を使いました」。
(平成17年12月26日付読売新聞夕刊から)

ずいぶん使った、といってもプロ野球に較べれば微々たるもの(なにせ、近鉄は「中村みたいなアホになんで5億円も」使ってたわけですから(冷笑))でしょうが、それにしても企業が「社員の士気向上のために」企業スポーツにおカネを使うということは、労務屋としてはなかなかいい話です。昨今では、企業スポーツも企業広報のツールとしての認識が主流になっていますので…。
それにしても、近鉄も球団を手放してみて初めて、球団が社員の士気向上に果たしていた役割を思い知ったのかもしれません。伝統ある近鉄ラグビー部がその代役になりうるのかどうか、ラグビープロ野球には及びもつかないにしても人気スポーツのひとつではありますので、良好な成果があがることを労務屋としても期待したいものです。