2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

業績回復の恩恵

今朝の日経新聞によれば、いわゆるサラリーパーソンの8割が、「労働条件面で企業業績回復の恩恵を被っていない」と思っているのだそうです。ま、決算では最高益が続出しているかたわら、労働条件では「ベアゼロ」が相次いでいるわけですから、そんな印象を…

正論でしょうが

今朝の日経新聞1面の連載「平成の開国」は金融業の自由化を取り上げています。そのなかにこんな一節がありました。私は金融のことはよく知らないので内容の是非はわかりませんが、おそらく正論なのだろうと思います。 橋本龍太郎政権が日本版金融ビッグバン…

ひきこもりとキャリアデザイン

日本キャリアデザイン学会の研究会に参加しました。テーマは「ひきこもりとキャリアデザイン」、講師は教育評論家の尾木直樹先生です。 ひきこもりの最大のポイントは人間関係でしょうが、もちろん就労も重要であり、尾木氏は「ひきこもりに対する職親制度」…

国籍要件

これはもはや労働問題の範疇を超えているかもしれませんが、日本国籍でないことを理由に管理職選考の受験を拒まれた東京都職員が都に慰謝料を求めて訴えていた事件で、最高裁が国籍要件を合憲とする判決を出しました。 私は専門家ではないので詳しくは知りま…

ストックオプション

ストックオプションによる利益を給与所得とする最高裁判決が出ました。一応、個別の実態判断も入っており、必ずしもストックオプションの利益が一般的に給与所得とする判断ではないようですが、ほぼこれでこの問題は決着がついたといっていいでしょう。 まあ…

法と経済学

昨日から、日経新聞の「経済教室」で「法と経済学」が連載されています。これは幅広い分野をカバーするものですが、労働は経済活動であるとともに社会的営為でもあり、とりわけ「法と経済学」の視点が重要なのではないかと思います。事実、労働分野ではかな…

キャリアデザインマガジン

昨日の話ですが、日本キャリアデザイン学会の一般向けオフィシャル・メールマガジン、「キャリアデザインマガジン」第9号を発行しました。 というわけで、労務屋ホームページの「キャリア辞典」も更新しました。今回のお題は、前回までの若年路線から一転し…

「金融経済の専門家」の教育論

人気作家の村上龍氏が主宰する「JMM [Japan Mail Media] 」は広く読まれているようですが、本日配信された号の設問は「…日本の若年層と子どもを巡る教育・雇用の現状と、将来的な経済への影響について、考えをお聞かせ下さい。」というもので、これに「金融…

昨日のエントリの疑問について

平家さんが、ていねいに調べて回答してくださいました。 http://takamasa.at.webry.info/200501/article_17.html やはり、子が20歳以上という世帯がかなりの数あるようです。納得しました。 平家さん、ありがとうございました。またいろいろ教えてください。

ホームページ更新

FTPアップローダが復活して、ようやく労務屋ホームページを更新しました。今回の更新はなんと1週間前の労働雑感で、お題は「「発明対価6億円」高いか安いか?」です。メルマガのとても恥ずかしいミスポ(コピペをしくったようだ)も直してあります。と…

母子世帯が過去最高に

2003年の母子世帯数は約122万5千世帯にのぼり、過去最高になったそうです。 全国の母子世帯数が2003年時点で過去最多の約122万5000世帯に上ったことが19日、厚生労働省の調査で分かった。離婚や未婚女性の出産の増加が影響した。母子世帯の平均収入は父子世…

春闘論戦スタート

きのう、経団連と連合の首脳懇談会が開催されたということで、新聞各紙は本日付朝刊でいっせいに「春闘スタート」などと報じています。それによると、連合の笹森会長は企業業績の回復について「働く者の大きな犠牲と多大な貢献がある。雇用や賃金、労働条件…

NHK特番問題

私は読売新聞と日経新聞を購読しているので詳細な事情は全然知らなかった(テレビは見ない、というか見られない)のですが、けっこう大きな騒ぎになっているんですねぇ。 こういう問題には私は素人なのでコメントする資格はないですし、いろいろな意見があっ…

小林至「合併、売却、新規参入。たかが・・・されどプロ野球!」

合併、売却、新規参入。たかが・・・されどプロ野球!作者: 小林至出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2004/12/14メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (7件) を見るいささか下世話な書名ですが、内容はなかなか充実しており、非常に興…

それはそのとおりですが

本日の大阪読売新聞にこんな記事が載ってました。 八十年前の発明対価も5%――。せき止め薬の成分エフェドリンを発見した長井長義博士(一八四五―一九二九)への対価が、薬の売上高に対して5%の割合で算出されていたことがわかった。 (中略) 長井博士は…

法務省が性犯罪者の住所を警察庁に情報提供へ

本日の新聞報道によれば、この年初から話題になっている「警察による性犯罪者の住所の把握」について、法務省が前向きな姿勢に転じたそうです。 法務省は13日、性犯罪者の出所後の住所地について、警察庁からの要請に応じて同庁側に情報提供する方針を決め…

6億円、高いか安いか?

というわけで(どういうわけだ)、労務屋の労働雑感で、今回の「6億円和解」について書いてみました。とりあえず今晩メールマガジンを発行。ホームページの更新は、事情により(FTPアップローダが壊れたので)来週以降になります。 書いては見ましたが、…

日亜化学事件、和解成立

対価600億円、支払200億円の一審判決から一転して、8億4千万円で和解が成立したとか。うち対価は約6億円。係争されていない特許もすべて含むということで、日亜にしてみればこれで後腐れなく終われるわけですから、喜んで和解に応じたというところでしょ…

「キャリアデザインマガジン」第8号発行

日本キャリアデザイン学会の一般向けオフィシャル・メールマガジン、「キャリアデザインマガジン」第8号を発行しました。 というわけで、労務屋ホームページの「キャリア辞典」も更新しました。今回のお題は、前回に続いて「ニート(3)」です。 それから、…

連合白書

今年の「連合白書」を入手しました(まだ読んでません)。経団連が出している「経営労働政策研究委員会報告」がいたって質素なのに対し、こちらは全面カラー刷りで版も大きく、紙も上質で、労組というのはカネがあるんですねぇ(←いいがかり)。まあ、一応ど…

佐伯啓思「自由とは何か」

自由とは何か (講談社現代新書)作者: 佐伯啓思出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/11/19メディア: 新書購入: 4人 クリック: 59回この商品を含むブログ (53件) を見る好きなんですよねぇ、佐伯啓思(笑)。この本も非常に面白く読みました。 正直言って、第…

パチンコ屋の駐車場

年末のニュースからひとつ取り上げます。 二十八日午後九時半ごろ、三重県いなべ市大安町高柳のパチンコ店駐車場に止まっていた軽ワゴン車の後部座席で、生後六カ月の長女の体が冷たくなっているのを、同日朝から約十二時間パチンコをして戻ってきた同町在住…

元日朝刊

あけましておめでとうございます。 本年も、「労務屋」と「吐息の日々」をよろしくお願いいたします。 さて、我が家では読売新聞と日経新聞を購読しているのですが、新年早々、日経新聞の1面特集をみて引っくり返りました。 今年も例年どおり、通年の企画特…