若者の人間力を高めるための国民会議

昨日、「若者の人間力を高めるための国民会議」というのが開かれたそうです。

学校に行かず、職に就いていない「ニート若年無業者)」が社会問題となる中、政府と経済界などが連携して対策を考える「若者の人間力を高めるための国民会議」(議長・奥田碩日本経団連会長)の初会合が26日、都内のホテルで開かれた。
 尾辻厚生労働相は「若者向けの仕事は多いのに、失業率は高い。深刻な社会問題につながりかねない」と述べ、幅広い議論を求めた。
(平成17年5月26日付読売新聞夕刊)

9月には「国民宣言」を採択するのだそうで、「国民会議」というからには政策論議よりは啓発、PRのためのものなのでしょう。それにしても、厚労相の「若者向けの仕事は多いのに、失業率は高い」というのはどういう意味なのでしょうか。厚労相がいまだに「選ばなければ職はあるのにけしからん」という発想だとすると困ったものですが・・・。