川喜多喬「人材育成論入門」

人材育成論入門 (キャリアデザイン選書)

人材育成論入門 (キャリアデザイン選書)

川喜多喬「人材育成論入門」のクイズへの回答を試みるシリーズ、2週めに突入です。それでは先週同様、まずは本日の設問。

26〜27頁 問6

 トーマス・エジソンが初めて映画に音をつけた。ただしそれは(円筒アナログレコード式)録音機を使うもので、絵と音がしばしば、ずれた。アイオワ州生まれのリー・ド・フォレストがフィルム自身に直接音を記録するサウンド・トラックをつける方式を開発したのが1923年。しかし、当初、映画会社はその発明に抵抗した。その理由はコストが高くなることが一つだが、もう一つの理由は。


画面と音声とを別々に録れば、セリフの失敗だけをやりなおせるとか、極端な場合はセリフの下手な俳優については声だけを別人が「吹き替え」することが可能だとかいうメリットがありますが、これはまあコストに行き着く問題ではあるでしょう。技術的な問題としては、当時のカメラは騒音が大きく、録音も同時に行うとカメラの雑音まで拾われてしまったという問題があったようで、これが題意にかないましょうか。ちなみにリー・ド・フォレストは大物科学者で、その最大の業績は三極真空管の発明です。


それでは次の設問を。
26〜27頁 問7

 画家のマルク・シャガールはどんな小額の買い物(例えば、歯磨き、タバコ)でも必ず小切手でした。それはなぜか。

この続きはまた明日。