川喜多喬「人材育成論入門」

人材育成論入門 (キャリアデザイン選書)

人材育成論入門 (キャリアデザイン選書)

川喜多喬「人材育成論入門」のクイズへの回答を試みるシリーズ、ついにあと2問となりました。それでは本日の設問から。

140頁 問3

アメリカの石鹸のブランドで有名なものに、アイボリーというものがある。これは偶然できたものであって、水に浮く。貧しい人々の多い南部などに向けて売られ、大成功した。なぜか。


アイボリーが発売されたのは1879年ですが、当時はまだバスタブはぜいたく品で、多くの人が川の流れが緩やかなところで手や体を洗っていました。したがって、水に浮く石鹸は川に落としたときに簡単に見つかるというのが大きなセールスポイントになったようです。ちなみに、アイボリーが水に浮くのは石鹸に微細な気泡が混ざっているからですが、これが「偶然できた」ということについては、アイボリーの発売元であるプロクター・アンド・ギャンブル社には「石鹸工場の作業員が機械のふたをきちんと閉めずに昼食を食べに行ってしまい、戻ってきたら空気が混入していて、偶然に水に浮く石鹸ができた」という伝説があるのだそうです。真偽のほどは疑わしいようですが。


さてさて、ついに最後の設問となりました。次のネタを考えなければ(笑)。それはそれとして、最後の設問はこれです。
140頁 問4

アメリカの鉄鋼王A.カーネギースコットランドの貧しい農民の子どもだったが、たまたま拾った雌ウサギが産んだ子ウサギの世話を、村の子どもたちにタダでさせる方法を思いついた。どうしたか。カーネギーはその方法をやがて、自分のビジネスにも応用し、顧客の歓心を買ったのだ。

いよいよ明日は最終回。