濱口桂一郎『日本の労働法政策』

hamachan先生ことJILPTの濱口桂一郎先生から、ご著書『日本の労働法政策』をご恵投いただきました。ありがとうございます。


日本の労働法政策|労働政策研究・研修機構(JILPT)
2004年にミネルヴァから出ている『労働法政策』の大幅増補版ということで、古くは明治期からこんにちに到るまでのわが国の労働法政策について余すところなく論じられた、1,000頁を優に超える記念碑的な大作です。実は浅倉ほか『労働運動を切り拓く』を読みふけっているところに到着したのですが、その直後から本書の第4部を参照しながら読むようになりました(笑)し、私自身が労働法政策に深入りしていた週40時間制導入あたりから労働契約法の制定あたりまでのところは非常に懐かしくつまみ食いしました。通読するのは骨が折れそうですが、座右に置いて都度参照するにも非常に優れた文献と思います。欲を言えば巻末に索引がほしいところですが、さらに100頁くらい増えてしまいそうなので致し方ないところでしょうか。

労働法政策

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