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ということで、まず今朝の日経から。

 日本航空は七日、同社の最大労組と、中核子会社である日本航空インターナショナル(東京・品川、従業員約一万七千人)従業員の基本給と諸手当を一律五%削減することで合意した。今回の合意により年間百億円のコスト削減にメドをつけた。同日発表した路線見直しによる年間百二十億円の収支改善とあわせ、ジェット燃料の価格高騰による業績悪化を防ぐ。
 合意したのは最大労組のJAL労働組合。今回の合意を受け、会社側は日航インター従業員の基本給のほか、乗務・運航手当や管理職手当など各種手当もそれぞれ五%カットする。地上職の職員で年平均五十万円、運航乗務員で同百万円、客室乗務員で同三十万円、賃金が下がる。十月から実施する。
(平成20年8月8日付日本経済新聞朝刊から)

 基本給と各種手当を一律5%カットして「地上職の職員で年平均五十万円、運航乗務員で同百万円、客室乗務員で同三十万円、賃金が下がる」ということは、基本給と各種手当だけで地上職は年平均1,000万円、運航乗務員は年平均2,000万円、客室乗務員は年平均600万円もらってるということですよね?この計算、合ってます?
 で、今年3月29日付日経新聞朝刊によれば「日本航空(は)二〇〇八年度のボーナス支給基準について、月給の二・一カ月分プラス四万円とする方針を固め、日本航空の最大の労働組合である「JAL労働組合」に回答した」と賞与が上乗せされ、さらに残業のつく人(日航パイロットは管理職で残業はつかなかったような気がしますが、自信なし)には残業代が加わって…。
 まあ、たしかに専門職ではあるでしょうが、これでは経営が傾くのも致し方ないかと。