ルネサス、3カ月間7.5%賃下げ

今朝の日経新聞で報じられておりました。

 半導体大手のルネサスエレクトロニクスが2012年1月から月例賃金を7.5%減額することで、労使間で合意したことが4日明らかになった。ルネサス東日本大震災で主力工場が被災したことに加え、急激な円高半導体需要の落ち込みで収益が悪化。これ以上の業績悪化を避けるために、年度途中の賃下げに踏み切る。
 経営側と労働組合で9月末に交渉して合意した。賃金削減は12年3月までの3カ月間の予定で、緊急避難的な措置とする考え。今年冬の賞与は12%カットし、組合員平均で1.76カ月分まで引き下げる。一部の手当も減額する。ルネサスの連結従業員数は約4万6千人。
 電機や自動車など日本の大手企業は毎年春の労使交渉で年間の賃金や賞与の水準を決める。業績悪化で定期昇給や賞与支給を一時凍結する事例はあるが、年度途中での賃下げは極めて異例だ。
平成23年10月5日付日本経済新聞朝刊から)

たしかに異例ですが、不思議なのが下げ幅が7.5%と大きい割には期間が3ヶ月と短いことで、まあ1月から3ヶ月ということで今期の決算を意識しているのでしょうか。まさか年度末の運転資金がショートしそうなんてことはないでしょうが、しかしヤバい感じのする話です。