- 作者: 文春新書編集部
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/08
- メディア: 新書
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仲正昌樹「「規制緩和」と「格差拡大」は無関係だ」
格差をめぐる左右の論客の所論を遠慮会釈なく批判し切り捨てる論考で、正邪善悪を超えて、読んでいて非常に面白い、というかオモシロオカシイというか。思考もさることながら、これだけの文章が書ける筆力にも感服。もちろん、筆力や面白さは正邪善悪とはだいたい無関係ですけれどね。
山田昌弘「希望格差社会の到来」
言っていることはよくわかる(同意するかどうかは別問題としても)のですが、それではどうするのか?誰もが希望を確信できるような社会=高度成長よもう一度、というのが無理だとすれば、結局は文中にもあるように「必要なのは宗教」ということになってしまうのでしょうか?それが悪いと決めつけるつもりもありませんが…。