ニュートラ適性・適職診断

やってみましたぜ(笑)時間がないとか言ってるわりになにやってんだ俺は。
せっかくですから結果もあとのほうに載せますが、当たっているところもありますが当たっていないところもずいぶんあるような。というか、占いと同じことで、あれだけたくさんあれこれ書けば、そのうちいくつかは当たるに決まっていると思うのですが。いや別に悪いというわけではありません、というかそれなりにいいことかもしれないかなと。占いも使いようによってはおおいに有益で、日本古来の「おみくじ」というのはもともとそういうものでしょう。
さて、「ニュートラ」は内閣府が例の「若者自立・挑戦プラン」、特に「若者の人間力を高める国民会議」によるPR活動の一環として、若年労働者、とりわけ(ありていにいえば)フリーター、ニートを対象に運営しているもののようです。PR活動は大手広告代理店がコーディネートしているだけのことはあって、このサイトもとりあえずはお役所くさくない、若者が食いつきそうな(かどうかはオヤジにはわかりませんが、とりあえず抵抗は少なそうな)つくりにはなっているようです。
ただし、この「診断」についてはウェブ上ではあまり評判がいいとは言えないようです。その批判を大雑把に整理すると、

  1. 実感にあわない結果が出やすく、行政がこうしたものをいわば「お墨付き」入りのような形でフリーターやニートに提供していいものか。
  2. 「診断結果」にネガティブな表現が目立ち、フリーターやニートを支援するものとして好ましくないのではないか。

ということのようです。
まあ、役所は完璧でなければならぬ、ということであれば、当然ながらこうした批判はまことに妥当なものですが、こうした難しい、わからないことの多い問題について完璧を求めるのも酷というものでしょう。別に役所にも広告代理店にも義理はありませんが、私はこれはこれでそれなりに有意義な試みではないかと思います。
前者については、診断のトップに「…より実用的な診断を目指し、バージョンアップを予定しております。診断内容の再検証を行うため、新版が完成するまでの間、簡易版(Ver.2.0)を稼動させていただきます…」、診断結果には「…あなたの人物像を断定するものではありません。その時の気分や状況によっても違う結果が出る事がありますので、あくまでも、1つの参考として捉えて下さい。」などのエクスキューズが書かれています。現に「実感にあわない」との批判もあるわけで、よりよいものとする努力は必要でしょうし、現時点での完成度がこうした公表のされ方に耐えるものなのかどうかは議論もあるのでしょう(私にはわかりません)。
ただ、わざわざ言われるまでもなく、いかに行政が提供するものだからといって、こうしたものが100%正しいとか、これですべてがわかるなどと思う人はほとんどいないでしょう。このサイトの趣旨は若者が自分自身と仕事、職業について考え、行動することを支援しよう、というものでしょうから、こうした「適性診断」も、若者がとっつきやすい「お遊び」のテイストを含んだひとつの「材料」として考えればいいのではないでしょうか。やってみて自分の思ったとおりの結果が自信につながるかもしれませんし、思っていたような結果が出なかったときにも、「なんだ、ヤッパこんなのダメじゃん」と思うならそれでもよし(別になにも悪くはなっていませんから)、「へー、自分じゃそうは思ってなかったけど、案外そうなのかな」などと考えるきっかけになってくれれば儲けものではないでしょうか。もちろん、実感にあわないし、実際も違っている結果が出たのにこだわりすぎてしまって失敗する、という危険性もゼロではないでしょうが・・・。
後者のほうは、さすがに自分をネガティブに評価している若者に対して、やはりネガティブな結果が出てしまったら、診断の的確さとかいった観点は別として、サイトの趣旨からすればさすがにまずかろうと思います。実際、あまりにネガティブ過ぎる表現はVer.2.0に到るまでの過程でかなり見直されているようです。ただ、ネガティブな結果も使いようで、なぜこういうネガティブな結果が出たのか、考えられる可能性を提示すれば、「ああ、そういえば自分はそうかもしれないな」と前向きな方向に考えを向けるきっかけになるかもしれません。すでにこのあたりも考慮するような形で表現の見直しが行われているようなので、今後さらに改善を期待したいものです。
すでに怒涛のように情報が浴びせられている若者にこれ以上情報を押し付けてどうするのだ、という議論もありますし、それはそれでよくわかりますが、いっぽうでほんのちょっとしたきっかけが若者の人生を変えることもあることも事実でしょう。
行政はこれまでもストレス診断やら○○診断やらいうものはいろいろ出してはきましたが、今回のこれはそうした中でもかなり思い切ったもののような気がします。行政はともすれば「当たらなかったら責任とれないからやめとこう」といった発想に傾きがちといわれるわけで、そこをここまで踏み込んだことはそれなりに評価してもよさそうな気がします。


ちなみに、私がやってみた結果ですが、最初には「当たっているところもありますが当たっていないところもずいぶんある」なんて書きましたが、実は「保守おやじ」を自認する私としてはかなり不本意な結果ではありました(笑)。どうもブログの「プロフィール」に載せる気にはならないな・・・。まあ、もう20年も働きつづけた40過ぎのオヤジのためにつくられたものじゃないし、20年も働けばなにかと適応のノウハウも身に付いてはいるでしょうし・・・。

診断結果
仕事 ユニークな発想でベンチャー向きのタイプ
性格 型破りのクリエイティヴ・タイプ
特に向いている職種は?
マスコミ関係、デザイン、スタイリスト、カメラマン、イラストレーターなど広告や出版の企画。コンピュータのソフト関係ならゲームデザイナー。アパレル、ファッション、化粧品関係。輸入関係、外国関係なら独立して自分の会社で。飲食関係ならフードコーディネイター、オーナー・シェフなど

こうも現実と違っちゃうと「はあ、そうですか。」としか言いようがないような。

攻めのタイプです。
病気やトラブルをかかえると、落ち込みやすいので要注意
内向性
1■□□□□
外向性
5■■■■■

うーん、そうですか・・・。現実にはからだのあちこちに病気をかかえているんですけどね。まあ、もっと健康に気をつけましょう、という意味だと受けとめておきます。
んでもって、性格は

ユニークな発想でベンチャー向きのタイプ
社会のルールにしばられず、人に言われなくても自分で仕事を見つけて、どんどん進めるプロジェクト・リーダータイプです。規則やルールに厳しい会社では能力が活かされにくいですが、ルールがわりと緩やかなクリエイティヴ系、ベンチャー系の仕事では、活躍できるでしょう。せっかくポジティヴで素敵な性格をもらったのですから、大きな夢にチャレンジしてみてください。新しい分野の仕事、人前に出る仕事、自分で考えたり、企画する仕事などであなたの個性は活きるでしょう。ただし、自分の分野で自信過剰になり、調子に乗りすぎると足をすくわれますので気をつけて。周囲への気配りも不足しがちですから、ときには大人のふるまいを。

うーむ。私の能力が活かされにくいのは会社の規則やルールが厳しいからだったのか(核爆)。冗談はさておき、現実にはかなり自由にやらせてもらっていると感謝はしています。それから、「自分の分野で自信過剰になり、調子に乗りすぎると足をすくわれますので気をつけて。」てのは自分でも承知していて、気をつけてはいますがたしかに危ない。←これが占いの正しい使い方
で、仕事はというと、

型破りのクリエイティヴ・タイプ
考え方はポジティヴでいつも前向き。明るく元気で賢い人で、仕事もできるのに、なぜか規則を守らないタイプ。組織としては、かなり使いづらいタイプです。やさしいのですが、特別な気配りは下手というより、キャラクターとしてしないタイプ。そこに親しみがあって人気が出ますが、組織のなかでは「出る杭」になりがち。上下関係や社会のルールをきちんと守ることが苦手ですから、結果として一匹狼になりそうです。ただし、本人としても、会社や組織にそれほど未練もないでしょう。若いうちは組織に入って、自分のスキルをしっかり磨いておいてください。スキルが高まり、人間関係のネットワークができたら独立のチャンスです。このタイプの人は好奇心旺盛で、人生を楽しむことができます。組織から出てしまえば、あなたの能力だけが評価の対象となります。社会の価値観や常識に左右されないので、ユニークな仕事を自分で始めるという選択肢もあります。

むむむむむむむ。「組織として、かなり使いづらい」ですかそうですか。関係者のみなさんいつもご迷惑かけて申し訳ないです(笑)。いやホント迷惑かけているかもしれませんが、というかかけていると思いますが。で、今の会社が大好きで、自分をここまで育ててくれたことにこのうえなく感謝している私としては「それほど未練はないでしょう」と言われてもちょっとねぇ(笑)。それはそれとして、「組織から出てしまえば、あなたの能力だけが評価の対象となります」ってのはいくらなんでも能天気なんじゃないですか。組織の中にいたほうが、まだしも組織の外にいるときよりは「まあ今回は運も向かなかったけれど、彼は能力はあるんだから」なんて見てもらえると思うんですけどねぇ。


さてさて、ver2.0の診断はこれだけですが、ver1.2の診断も消されずに残っていたようで(笑)。この結果については今まで紹介した部分はver2.0と同じようですが、ver1.2には「恋愛」というのが入っているのですねぇ。まあ、若者の関心を惹きつけるためにはそれなりに有効なのではないかと思うので、なにもなくさなくてもいいのではないかと思うのですが・・・やはり、仕事や職業とは関係無いだローという批判が多かったのか??
というわけで、せっかくですから「恋愛」の診断も書いておきます(笑)。

恋も仕事も結婚もゲットする欲ばりタイプ
前向きで明るいから、恋にも積極的。社会の価値観や道徳にしばられないタイプなので、難しい恋愛でも悩みは少ないかも。恋と仕事を天秤にかけないので、両方ともゲットしてしまうでしょう。とくに女性の場合、同じ年代の男性たちはちょっとあなたを持て余すかも。あなたから見ても、同世代の男性たちは幼稚に見えるかもしれません。男女共に結婚しても、恋はできるタイプ。自己責任で、恋愛だと言いきれる強さをもっていますから、もう何も心配いりません。どうぞ、この世をしっかりと楽しんで充実した人生を送ってください。

へー(乾笑)
なんかもう成仏した感じですな・・・orz