特定郵便局の次は

特定郵便局の次は農協」といわれ、そのせいで「規制改革・民間解放推進会議」の中間とりまとめが宙に浮いてしまうという珍事になったわけですが。中間取りまとめは少子化の最初に「柔軟な労働時間制度」があげられているらしいので、かなり残念です。
さて、「次は農協」の典型的論調としては日経「経済教室」に出たこれでしょうか。
http://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/yamashita/27.html
これに対する全中の反論が農協の組合員に配られたらしい、という話があったのですが、残念ながら全中のサイトでは公開されませんでした。ところが、どうやらこれは著者の山下一仁氏に抗議文として送付されていたらしく、今になって山下氏の「反論への反論」がRIETIのサイトに掲載されました。
http://www.rieti.go.jp/users/yamashita-kazuhito/serial/001.html
私にはどうしたって山下氏の論に理があるように思えてしまうわけですが、もちろん、「JAのすべての事業は崇高な理念と目的を持ち、経済効率優先であってはならず、JAは農家にとって必要」という意見もあるようです。
さて、本当に特定郵便局の次は農協となりますかどうか。これから医療保険の議論も待っていますが、国民の期待は「特定郵便局の次は農協、医師会、・・・」ではないかと思うのですが・・・。