愛・地球博 宿泊編

昨日のエントリにも書きましたが、今回は万博のみを目当てに行きましたので、宿泊は名古屋市内ではなく、郊外の愛知環状鉄道沿いのビジネスホテルにしました。名古屋市内のホテルは満室続き、予約困難な状況が続いているようですが、郊外のほうはそうでもないらしく、インターネットで検索してすぐに予約できました。もちろんこれも平日だったからで、休前日は郊外でも宿泊の確保はかなり大変なようで、これも一部マスコミからは不評を買っているようです。
それもそのはず、万博にあわせて施設を増強したホテルはほどんどないのだそうです。しかも、万博会場の近くにはそもそも宿泊施設らしい宿泊施設はほとんどありません。会場近くに宿泊すれば、交通の混雑は気にしなくていいはずなのですが。
とはいえ、しょせん半年間だけの万博のために宿泊施設を新設することは、いかにもリスクが大きいことも間違いないでしょう。長野オリンピックが開催された際には、これにあわせて新たなホテルができたり、既存ホテルの改装や増築が相次いで、期間中は満室が続いたわけですが、終了後は一気に稼働率が低下し、現状は惨憺たるものになってしまっているようです(実際、ホテルに限らず、長野駅前は大げさにいえばゴーストタウンのような状況だといいます)。まあ、オリンピックの誘致のためには致し方なかったのかもしれません。しかし、こうした前例をみれば、一過性の需要にあわせて高額の設備投資を行うのは避けたほうがよい、というのは賢明な判断だろうと思います(実際、将来的にも需要が見込める中部国際空港の近辺にはホテルが新築されているようです)。
このあたり、さすが名古屋、という堅実ぶりといえましょうか。