玄田有史編『30代の働く地図』

 玄田有史先生から、編著『30代の働く地図』をご恵投いただきました。ありがとうございます。

30代の働く地図

30代の働く地図

 全労済協会が開催した「これからの働き方研究会」の成果をまとめたものとのことで、いわば「旬」の労働研究者(大御所もいますが)たちが「転職」「副業」「学び」「家庭」「健康」などなど、職業生活のさまざまな場面について分析、解説しています。とりわけ、連合の村上陽子総合局長が登場して労組、集団的労使関係について論じておられるのは私としてもたいへん頼もしく感じました。
 30代といえば大久保幸夫氏の「筏下り・山登り理論」で筏下りから山登りへと移行する時期であり、さまざまなイベントやストレスに向き合う時期でもあります。そんな場面での手がかりとして、大いに参照されてほしい本だと思います。