野村証券、若手の賃金引き上げ

あとは小ネタです。今朝の日経から。

 野村証券は19日、今年4月から20歳代の若手社員を中心とする一部社員の基準内賃金を平均で約2・3%引き上げると発表した。野村が若手社員の賃金を上げるのは2年連続。足元の業績は堅調に推移しており、賃金引き上げで社員に還元する。証券業界では大和証券グループ本社も今春に約2%の賃上げを検討しており、同様の動きが広がる可能性もある。
 野村の賃上げは一般的なベースアップ(ベア)とは違い、若手社員に絞る。対象者は約3700人で引き上げ幅は月額平均で7000円となる。
平成27年1月20日日本経済新聞朝刊から)

同社のニュースリリースによればこういう話のようです。

…総合職A社員ならびに総合職B社員の初任給を2万円程度引き上げ、232,300円とする。併せて、若年層が中心の「初級職」、「業務職」の社員を対象に月例給与の引き上げを行う。引き上げ幅は対象社員平均で約2.3%となり、2014年4月実施分と合わせると2年間で約4.5%の引き上げとなる。
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20150119/20150119.pdf

初級職、業務職というのは学部卒で6年めまでということらしく、その基準内賃金の2.3%で7,000円ということは基準内賃金は約30万円、賃上げ後は約31万円ということになりますか。初任給は表に出るので世間相場の影響を受けますが、野村証券といえば高給で有名なので、6年目までの平均が31万円というのは思いのほか高くないような気もします(もちろん別途高額なボーナスがあるのだろうと思いますが)。まあだから引き上げたのでしょうが。
ところでこれはこれとして、春闘での全員対象のベアは別途あるということなのでしょうか?たぶんあるのでしょう。まあ株価も上がっていますし、資産効果?で賃上げしてどんどん消費してほしいと思います。