JILPT様より

独立行政法人労働政策研究・研修機構様から、調査シリーズと資料シリーズを各1部お送りいただきました。ありがとうございます。どちらも機構のウェブサイトから全文がPDFでお読みになれます。
調査シリーズNo.102『勤務医の就労実態と意識に関する調査』
http://www.jil.go.jp/institute/research/2012/102.htm
資料シリーズNo.111『東日本大震災から1年半―記録と統計分析―』(JILPT東日本大震災記録プロジェクト取りまとめ No.1)
http://www.jil.go.jp/institute/chosa/2012/12-111.htm
調査シリーズは医師のモニターを組織した調査会社があるというのがまず驚きでしたが、訴訟リスクを感じる人が(感じない人より)多いとか、勤務先が労働関連法規遵守に積極的と感じる・感じない・どちらともいえないがそれぞれ3分の1づつで拮抗しているとか、たいへん興味深い調査です。勤務医といえば過酷な就労実態という印象もあるわけですが、賃金については満足な人が不満な人よりかなり多く、まあ賃金水準の数字をみるとそうかなあという気もしますし、まずまず釣り合っているということなのでしょう。
資料シリーズのほうは震災後の雇用関連のさまざまな事象をまとめたもので、付録としてついている(ボリュームはこちらのほうが大きいですが)新聞記事の時系列まとめも資料として有用なように思われます。