労働政策研究・研修機構資料

(独)労働政策研究・研修機構(JILPT)様から、以下の資料をお送りいただきました。いつもありがとうございます。例によっていずれもJILPTのウェブサイトで閲覧することができます。


【JILPT調査シリーズ】
No.126「ものづくり企業の新事業展開と人材育成に関する調査」
http://www.jil.go.jp/press/documents/20140516.pdf
No.148「「労働時間管理と効率的な働き方に関する調査」結果 および「労働時間や働き方のニーズに関する調査」結果―より効率的な働き方の実現に向けて、企業の雇用管理はどう変わろうとしているのか―」
http://www.jil.go.jp/institute/research/2016/148.ht
No.149「中高年齢者の転職・再就職調査」
http://www.jil.go.jp/institute/research/2016/149.html
【JILPT資料シリーズ】
No.154「職場のいじめ・嫌がらせ、パワーハラスメントの実態―個別労働紛争解決制度における2011年度あっせん事案を対象に―」
http://www.jil.go.jp/institute/siryo/2015/154.html
No.165「職業相談場面におけるキャリア理論及びカウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査」
http://www.jil.go.jp/institute/siryo/2016/165.html
No.166「労働力需給の推計―新たな全国推計(2015年版)を踏まえた都道府県別試算―」
http://www.jil.go.jp/institute/siryo/2016/166.html
【JILPT国内労働情報2016】
16-03「労働組合法立法史料研究III」
http://www.jil.go.jp/kokunai/reports/report006.html


今回もまた興味深い資料揃いなのですが、やはり最大の注目は「労働組合法立法史料研究III」でしょう。法案の起草にあたっての労務法制審議委員会における政公労使による議論の全文議事録で、史上に名だたるビッグネームが登場しています。最初のところで使用者委員が労使協調や職工一体を訴えるのに対して学識経験者委員が反論するといったあたりからすでに引き込まれてしまうわけですが、中盤以降の逐条的にギシギシと議論して固めていくプロセスはとりわけ読ませるものがあります。なお助詞や句読点の補遺をはじめ大量の校訂が実施されており、なお判明せずに□□□□とされている部分もあるなど、執筆者のご苦労がしのばれます。
その他、「職場のいじめ・嫌がらせ〜」は先般の解雇事案同様労働局のあっせん事案を調査したもので、解雇のものほどではありませんが、しかしかなり生々しい事例紹介もあって、これもまた残念な現実として再認識させられます。