残業監視ロボット

これがリボーグQ

先日システムの話題を取り上げたと思ったら、こんどはロボットです。ALSOKのマワシ者σ(^^)(笑)

 綜合警備保障は契約企業の社員の残業をチェックする機能を持つ警備ロボットを開発した。深夜にエレベーターで階を移動し、社内に残っている人を調べる。第一号機をダスキンの社内で使い始めた。綜合警備はロボットに防犯・防災以外の多彩な機能を持たせて契約拡大を狙う。
 ロボットが建物内を巡回しながら、各階に残っている社員を呼び集める。社員がロボット本体にある読み取り機に社員証をかざすと、時刻と社員番号が記録される。ダスキンは記録をもとに残業の多い社員に対して定期面談などで注意する。
 エレベーターの制御装置と通信する機能を持たせて、各階を自由に移動できるようにした。
 レンタル料金は月額三十九万九千円。警備員が交代で二十四時間担当するのと比べ月間費用は半額以下にできるという。
(平成20年7月4日付日本経済新聞朝刊から)

で、ALSOKのサイトにはこんなリリースが。

全国初!警備ロボットがエレベータ使いフロアを移動  2008.07.04
 綜合警備保障株式会社(本社:東京都港区、社長:村井温、以下ALSOK)は、全国で初めて、エレベータを利用して階層間を移動する警備ロボット(以下、ロボット)の運用を7月1日より本格稼動いたしました。
 運用を開始した場所は、清掃用レンタル大手、株式会社ダスキン(本社:大阪府吹田市、社長:伊東英幸、以下ダスキン)の本社ビル内です。
 今回導入のロボットは、ALSOKの開発した、常駐警備員と連携して働く『リボーグQ』です。
 ダスキンでは既に、ALSOKの常駐警備員と『リボーグQ』を導入していましたが、今回の階層間移動機能によりロボットの巡回範囲が飛躍的に広がり、頻繁な館内の点検や残務者の確認が警備員で実施した場合よりも低コストで実現可能となりました。これにより、個人情報保護と警備水準の更なる向上が期待できます。
◆ ロボットの運用概要
ロボットとエレベータの制御装置の間で通信を行い、エレベータのカゴを呼び出す方式を採用しています。人がエレベータを使用していても、無人になるのを待ってからロボットモードに切り替わり運用いたします。
http://www.alsok.co.jp/company/news/news_details.htm?alpc_news.news_detail[id]=545)

うーん、これって残業してる人がロボットをシカトしちゃったらどうにもならないんじゃないでしょうか?社員証にバーコードかICタグかなにかがついているのでしょうが、だったらたとえば出入口にセンサーを置いて記録させ、記録したら自動ドアが開いて入退場できる、といったもののほうが確実なような…。いや、それだと出入口の多い建物だと高くついてしまうかな。人間の警備員をロボットに置き換えてコストダウンするほうが優先ということなのかもしれません。
ちなみに写真はその「リボーグQ」で、ALSOKのサイトからの転載です。著作権上まずいかもしれませんが、宣伝になるから許してほしいなと。