企業選べぬ学生が増加

週末の日経から。

 各社が学生向けに業界や就職活動の情報提供を積極化しているのは、「一人では企業を選べない学生が増えた」(一橋大学の谷本寛治キャリア支援室長)ことが背景にある。売り手市場で切迫感も薄れ、大量の採用関連情報があっても企業の研究・分析について不勉強な学生が目立っている。

 日立製作所人材戦略室の西正部長代理は「新聞も読まず産業界の動きを知らない人が増えた」と嘆く。身近な商品を持つ化粧品や飲料などの有名企業は「採用に応募してくる学生数の確保には困らない」(資生堂人事部)。しかし他の多くの企業は業界研究や自己の適正分析のお膳立てをしなければ、学生に興味を持ってもらえない。
(平成19年12月8日付日本経済新聞朝刊から)

変われば変わるものです。大学のキャリアセンターなども、設立時とはずいぶん指導内容の変化を迫られているのでしょうか。もっとも大切なのは入社後に未熟練の新入社員をしっかり育成してくれる企業かどうか、ということだと思うのですが、まあ有名企業であれば程度の差はあれ問題はないだろうとも思いますが…。
ときに「自己の適正分析」は記事のままなのですが、これって「自己の適性分析」のミスポですよね?