これもワーク・ライフ・バランス

週末の日経新聞「プラスワン」に、ヒメ&カンパニーという会社の社長のインタビューが載っていて、そこで「失恋休暇」「バーゲン休暇」というユニークな制度が紹介されていました。調べてみたら、夕刊フジのサイトでも紹介されていました。

…同社は女性専用のトレンド情報発信サイト「ヒメクラブドットコム」を通じて、ファッションリーダー、コスメフリーク、グルメ通、雑誌読者モデルを組織化したオピニオンリーダー(=ヒメ)を動員し、女性トレンドマーケティングを行っている。…
 「失恋休暇」とは、失恋した独身社員を対象に年1回の休暇を認めるもの。面白いのは20代前半は1日、20代後半は2日、30代以上は3日まで取得可能と、休暇日数が異なることだ。これは、年齢が増すごとに失恋の〝打撃度〟が大きくなるという同社の考えによる。
 「バーゲン半休」はさらに上を行くユニークさ。バーゲン開催日の午前中などに年2回取れる有給休暇だ。有名ブランドのバーゲンは初日の、しかも午前中に行かないと欲しいものがなくなる。多くの女性はそれを買えるかどうかで仕事への士気も違ってくる。だからこの制度を設けたとか。同社によると、いずれも労働基準監督署に届け出た就業規則に明記し、認定を受けたものだという。
http://www.yukan-fuji.com/archives/2005/08/post_3101.html

まったくもってユニークな制度ですが、これもワーク・ライフ・バランスといえばいえるでしょうか?もっとも、livedoorニュースhttp://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1112603/detail)によれば、「失恋休暇」はまだ取得実績はないとか。まあ、さすがに「失恋したから休みます」ってのも…ねぇ。いくらなんでもカッコ悪いですよね。
いっぽうで、「バーゲン休暇」のほうはけっこう便利そうです。まあ、年次有給休暇を使っても同じことでしょうが、バーゲンのために休む、というのが休みにくいのなら制度化してしまえ、ということのようです。実際、バーゲンのために休むとなると、当然バーゲン日に集中する(当たり前)わけで、一人だけ休むのは気がさすでしょう。だったら、「みんなで渡れば怖くない」的に制度化してしまうというのはグッド・アイデアかもしれません。そういえば、日経プラスワンにインタビューが掲載されたのは7月1日で、まさに夏のバーゲンが集中する日でした。まあ、偶然でしょうが…。