津田真澂先生逝く。

津田真澂先生が逝去されたそうです。
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/sssp/fuho-tsuda.html
これでおそらく、日本には「労使関係論の権威」がいなくなった・・・と言ったら、熱意ある研究者の方々に失礼になるでしょうか。ただ、これで、私のような実務家が「労使関係の大先生」と言われてすぐに思いつくような人はいなくなってしまったように思います。
これはつまるところ、集団的労使関係の研究自体にかつてのような勢い、活発さがないことの現れということなのでしょうか。これも労働組合の退潮を反映したものだとすれば残念なことです。たしかに、かつてのように派手な争議なども鳴りをひそめた現在、なかなか注目や関心を集めにくいテーマになってしまったのだろうとは思いますが、しかし重要なテーマであることに変わりはないと思うのですが・・・。