実は効果がない?米国企業のWLB施策

毎日コミュニケーションズが運営するサイト「マイコミジャーナル」に掲載されていた記事です。「神野恵美」との署名があります。

 企業が従業員に対して用意するワークライフバランスのためのプログラムが、実際にはあまり効果的ではないとする皮肉な調査結果がこのほど明らかになった。米国のコンサルティング会社Work-Life Balance Mastery & Motivation Mastermindが調査を行った。
  同社が1,789人の労働者を対象に実施した調査によると、ワークライフバランスの実現を「不可能だ」と答えた割合は、女性労働者で87%、男性労働者で89%にのぼった。また、96%の労働者が「会社で提供されるワークライフバランスのプログラムは効果がなく、利用しがたい」と回答した。
 さらに、調査結果で得られた仕事と生活のバランスが保たれていない兆候を示す症状として、以下のトップ10が紹介されている。

  1. 大切な人との関係が疎遠になったり、悪化している
  2. 友人と過ごす時間が十分にない
  3. 常にストレスやイライラを感じたり、怒りっぽくなる
  4. 労働生産性の低下
  5. 仕事に集中できない
  6. 睡眠障害
  7. 子どもっぽい行動
  8. 常に疲労感がある
  9. 趣味のための時間がない
  10. うまく休暇を楽しむことができない

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/06/23/019/

うーん、どういう人を対象にどういう調査をしたのかがはっきりしないのでこれだけではなんともいえませんが…。米国では人材獲得や定着促進などのために労務施策としてのワークライフバランスが進んでいる、というイメージがあるので、けっこう意外感があります。