タクシーの過当競争

もう一度タクシーネタです。

 国土交通省は31日、タクシー料金を改定する際の算定方式を見直す方針を固めた。東京地区のタクシー料金値上げについて議論した同日の物価安定政策会議(議長・堀内昭義中央大教授)が、現行方式の見直しを求めたため。会議では、業者の収益悪化や乗務員の低賃金は、タクシー台数の過剰などが原因と指摘され、値上げについては賛否両論のままだった。

 この日の会議では、タクシー乗務員の待遇改善のため料金を引き上げるべきだとの意見が出された一方、需要掘り起こしなど一層の経営努力を求める声も続出した。
 規制緩和でタクシー台数が増えすぎ、過当競争を生んで乗務員の賃金上昇を阻んでいるとの見方も強く、「過当競争のままでは引き上げ申請が繰り返されることになる」との懸念も示された。

結局は、タクシーが多すぎるなら価格は下がり、それでは成り立たない業者が退出することで需給のバランスが保たれる、ということしかないと思うのですが。まさか、総量規制の夢よもう一度、ではないでしょうね。