レーバーサミット?

連合のホームページに、G8労働組合指導者会議(レーバーサミット)がモスクワで開催されたことが掲載されていました。サミットに先立ち、「労働組合の政策をサミットの議論に反映させるべく」この6日に開催されたのだそうです。参加者はICFTU、OECD−TUAC等のグローバルユニオンとG8諸国の労組指導者など約25名で、連合からは高木会長はじめ3人が参加し、議長国であるロシアのプーチン大統領労働組合声明を申し入れ、意見交換を行ったとのこと。
連合によればプーチン大統領は「概ね労働組合の声明に対して共感を示し、じっくり提言内容を検討しサミットの場に伝えることを約束した」そうですが、さすがにリップサービスじゃないでしょうか。連合自身が「今回のレーバーサミットは、西側諸国と日本の労組指導者がモスクワでロシアの大統領と会談するという、かつては考えられなかった歴史的な出来事」と自画自賛しているように、プーチン大統領が本当に労組の主張を前向きに受けとめるとはちょっと考えにくいわけで。そうでもないでしょうか。