法律おかまいなしの悪質業者

きのう書こうと思って忘れてましたが、一昨日のエントリとの関係で、年次有給休暇に「おかまいなしの悪質事業者」のとんでもない例がありましたのでご紹介。

 中には、こんな会社もある。証言するのは、メーカー勤務のエンジニアAさん(34歳・男性)。
 「勤めて10年目になりますが、入社以来、有給休暇は1日も取ったことがありません。有給休暇を取った人が出ると、全国の営業所で『○○部の□□さんが有給休暇を取りました。会社のためをもっと考えましょう』と訓示が出るのです。有給休暇が認められる理由もかなり限定されているようで、私の場合は休日出勤の代休申請でしたが、『子供が生まれたので休みたい』と申し出たら、忙しいからと却下されてしまいました。実質、ほとんどの人が有給休暇を放棄しているような状態です」
http://job.nifty.com/HT/knowhow/series17/main.htm

こんなことして何になるんでしょうねぇ。従業員の士気と意欲が低下するだけで、何のメリットもないと思うのですが。しょせん年次有給休暇なんて年間稼働日の数%ですし、取得した分がそのまま人件費アップになるわけではない(もっと安価な労働力で穴埋めできることが多いでしょうし)わけで、生産性向上で十分カバーしておつりが来るはずです。きっとこういうのは、経営者が精神論として有給休暇が嫌いなのでしょうか。たぶん、「みんな働いてるのに一人だけ有給で休むなんてけしからん!」「俺が雇って食わせてやっている以上、俺の会社では有給休暇は認めん!」とかいう単細胞アホなんでしょう。