愛・地球博 行列編

この手のイベントには行列はつきもので、案の定というべきか人気のパビリオンには長蛇の列でした。特に人気のトヨタグループ館、三井東芝館、日立館あたりは夜になっても軒並み120分待ち程度、電力館、ガス館、三菱館、自工会観覧車なども夜に入っても40〜50分待ちといったところ。外国館ではドイツ館が断然の人気で常時90分待ちくらい。まあ、致し方のないところでしょう。マスコミもこればかりはさほどけなしていないようです。
もっとも、予約方法などはもう少しなんとかならないものかとは思います。ローソンの「サツキとメイの家」はさすがに店頭端末からの予約からハガキによる申し込みに切り替わったようですが、あれまで主催者の不手際と報道されていたのはさすがに気の毒。しかし、あんなやり方ではああなるということがわからなかったのでしょうか。
インターネット予約も、これも致し方のないところでしょうが受付開始から90分くらいは「混み合っております」の画面しか見られませんでした。開始2時間後くらいにようやく予約画面にアクセスできるようになりましたが、案の定その時点ではほとんどが「×」印。それでも、平日ということと1人ということで、とりあえず2件の予約ができました。とはいえ、予約時間はほとんど選べないので、運がよくないとかなり効率の悪い予約になってしまいます(一応、それぞれの予約時刻に2時間以上の間隔がないと予約できないので、時間帯がダブってしまうことはないようですが)。事前予約は2件まで、あとは当日予約が1件と、3件の予約しかできないのは最初は少ないな、と思いましたが、実際に予約してみると、時間が選べない中ではそのくらいが上限かもしれません。
で、この当日予約というやつが、もともと人気パビリオンしか設定がなく、開場と同時に一斉にダッシュで予約端末に並ぶ人が多く、瞬く間に埋まってしまいます。で、開場と同時にダッシュするには開場2時間前くらいから並ばなければいけないらしいので、どのみち並ぶことは避けられないようです。それにしても、当日予約端末も決して安いものではないでしょうに、一日のほとんどをカバーをかけられているのもバカバカしいと思うのですが・・・。
いっぽう、整理券方式のパビリオンは、トヨタグループ館を除けばそれほど獲得が大変だということではなさそうでした。ただ、こちらも時間を選べないので、ほかの予約とバッティングすると整理券が無駄になってしまいます。私はグローバルハウスの整理券でこれを食らい、もう一度もらいに言ったら今度は違う予約の時間にぶつかりました。とほほほほ。結局マンモスは「マンモスのみ」で並んで観覧。もっとも、これは10分程度の待ち時間ですみました。この「マンモスのみ観覧」も会期が始まってから追加されたオプションで、主催者もそれなりに問題点は改善しようとの心がけはあるようです。もっとも、改善すればしたで、「やり方が変わると混乱する」と批判されるのがつらいところでしょうが・・・。
行列は本当に時間の無駄だと思うのですが、キャパシティ以上に人が集まる以上は致し方ないことなのでしょうか。インターネット予約を増やすという手もありますが、インターネットを使わない人もいるでしょうし、あまり事前予約を増やすと外は行列なのに中は空席が目立つ、ということになりかねません。東京ディズニーランドファストパス導入くらいしか手立てがないようですから、まあ仕方のないことなのでしょう。
ちなみに、私は行列は避けて待ち時間の短いところをあちこち見て回りましたが、それでも十分楽しめましたし、しかも半分も見られませんでした。まあ、好みに合わせて観覧すればよいということでしょうか。