愛・地球博 展示編その5

グローバル・コモン4では、短い時間でしたが駆け足でオーストリア、オランダ、イギリス、リトアニア、ベルギー、アイルランド、北欧共同の7パビリオンを見て回りました。それなりにくふうされて、特色の出た展示で楽しめました。

  • オーストリア 木製のスロープでリュージュ(そり)の滑走経験ができるのが呼び物(けっこう並んでいたので見ただけ)。ショップにはモーツアルト関連グッズがありました。
  • オランダ 観光案内の映画がメインの展示。「めざめの方舟」のミニ版という感じで、スクリーンは床面にあり、回りからのぞきこむ感じで見ます。中央の上には小型のスクリーンも配されていて、その組み合わせでなかなか考えられた効果が出ていました。
  • イギリス このなかではいちばん興味深く見ました。半分は屋外展示で、英国式庭園にイギリスの現代美術を配したもの。大半の人は庭園しか見ていないようでしたが、もったいないと思う。室内展示は自然からヒントを得た最新テクノロジーの紹介で、仕掛けは単純ですが知識としては面白い。
  • リトアニア 1ユニットに物産を並べたシンプルな展示。
  • ベルギー イギリスとともにいちばん面白かったひとつ。ブリューゲルファン・アイクなどのベルギーの画家たちの作品を題材に、大型のタペストリーや、半透明スクリーンを利用した映写技術を用いて作品を立体表示した展示(文章ではなんだかわからないでしょうけど。すみません)など、けっこう見ごたえあって一見の価値あり。映像によるベルギーの紹介もありました。
  • アイルランド ここも自然と観光を紹介するパビリオン。中心のスペースに展示されたケルト十字架の石碑?のレプリカが印象的でした。
  • 北欧共同 ここは自然・観光案内に加えて、産業技術の紹介にも力が入っていました。館内にミニ・グローバルループという趣の木製の回廊があるのも面白い感じですが、内容がけっこう豊富なだけにその分展示スペースが窮屈になって見にくい感じでした。絵葉書がいっぱいもらえます。

さてそうこうしているうちに日も傾いてきました。トヨタグループ館も気になるので、もういちどIMTSに乗って企業パビリオンのほうに戻ります。この頃になると来場者の数が目に見えて減り、空いてきました。