経営法曹の倉重公太朗先生から、白石紘一先生とのご共著『実務詳解職業安定法』をご恵投いただきました。ありがとうございます。一見して弘文堂らしい（？）重厚な法律書という感じですね。
当代一流の法曹による実務向けの職業安定法の詳細な解説書ですが、それにとどまらず、歴史観から職業安定行政、人材ビジネス、今後の労働市場の展望などについてもそれぞれの第一人者によって解説されており、まさに狙いどおりの、まことに行き届いた「使える」解説書という趣の本です。政策文書などでも「自律的なキャリア」「自発的なキャリア」といった言葉が連呼される昨今、職業安定法をめぐる論点はより重要・複雑になってくると思われ、時宜を得た刊行と思います。勉強させていただきます。
