経団連『2022年版経営労働政策特別委員会報告』同事務局『2022年版春季労使交渉・労使協議の手引き』

 経団連事業サービスの藤原清明さんから、経団連『2022年版経営労働政策特別委員会報告』同事務局『2022年版春季労使交渉・労使協議の手引き』をお送りいただきました。いつもありがとうございます。

 すでに春季労使交渉もスタートして先行する金属労協各社の交渉は佳境に入っているわけでまことに出遅れ感満載な御礼・ご紹介で恐縮なのですが、なにしろ在宅勤務が快適すぎてここ数か月は毎月1回月末に出社するのがパターン化しておりますのでどうかご容赦を。『報告』のほうはコラムで労働生産性の国際比較を検証しているのが興味深く、低い低いと言われる日本の労働生産性ですが、昨今は働き方改革=労働投入量の効率化でそれなりに健闘しており、さらなる向上に向けて付加価値の増大が必要だと主張しています。書かれてはいませんが、やはり向上した価値をきちんと価格に反映させて付加価値の増大として計上することが重要だということではないでしょうか。『手引き』のほうは相変わらず最新動向の確認と事例紹介を含めた対処について要領よくまとめられていて、実務家の座右に最適の一巻となっています。