中央公論12月号

中央公論編集部のアカウントが「『中央公論』12月号本日発売です。特集「あなたの雇用、明日はあるか」では大竹文雄又吉直樹氏が対談。40歳定年制についても掲載しています。」と宣伝ツイートしているのをみて興味をひかれ書店で手に取ったところ大竹先生、柳川先生のほかhamachan先生や元切込隊長山本一郎氏も登場しておられたので買ってみました。ちなみに大竹先生はレギュラーの「時評」にも登場しておられます。目次はこちらです。
http://www.chuokoron.jp/2012/11/201212.html
さて読んでみての感想ですが、総合誌なので興味のない記事も含まれるのは当然として、お目当ての特集「あなたの雇用、明日はあるか」については面白い内容もあったものの900円に見合うほど目新しいものもなかったかなあという感じでした。いっぽうもう一つの特集「古代史三つの謎に挑む」は耳学問/雑学として私には非常に面白く、こちらとの合わせ技では値段だけの値打ちはあったように思います。ただまあ私とは逆に古代史が好きで買った人は逆の感想を持ったかもとも思った…というのは雇用問題に少し興味のある人(私が古代史に少し興味があるのと同じように)には面白く読めていろいろ発見のある特集だったのではないか、ということです。それにしても雇用の特集が表紙・背表紙に大書されているのに対して古代史の特集のほうは一部記事が表紙に小さく掲載されているだけというのは(そういうものでしょうが)少し気の毒な気が。