くるみん

roumuya2007-02-27

ちょっと古いネタ(2月16日発表)で恐縮ですが、厚生労働省は次世代育成支援法の行動計画実施が認定された事業主に交付(?)される認定マークの愛称を募集していたところ、今般それが「くるみん」に決定したそうです。応募者はおふたりで、そのココロはそれぞれ「赤ちゃんが大事に包まれる「おくるみ」と、「職場ぐるみ・会社ぐるみ」で子供の育成に取り組もう、という意味を込めました。(池田寛子さん)」「マークのイメージとして、子どもが優しく“くるまれている”というあたたかい印象が強いこと。企業(会社)“ぐるみ”で、仕事と子育ての両立支援に取り組むこと。これらの考えから、“くるむ”⇒“くるみ”⇒“くるみん”となりました(田中享さん)」とのこと。「職場ぐるみ・会社ぐるみ」でやってほしい、という厚生労働省の願望が反映された名称なのでしょう。
愛らしい愛称をつけるのもけっこうなことでしょうが、「マル適マーク」などという散文的な愛称でもそれなりに効果は上がったわけで、厚生労働省には単なる自己満足にならないようにご留意願いたいものです。認定制度というのは、さほどカネはかからないうえに役所の仕事は増えるという、役所にしてみればけっこうな仕掛けなのでしょうが、認定した以上はそれ相応の中身を保証できなければ意味がないわけで、その点マル適マークはそれなりの保証はできていたのでしょうが(よく知らない)、はたして「くるみん」はどうなりますことやら。『くるみん付きだからいいかと思って就職してみたら、実はどん底から最低に上がったことでもらった認定だった』なんてことは、当然一切起こらないだろうとは思いますが…。いや、もちろんマークの意匠にも愛称にも一切の罪はありません、申し上げるまでもなく。