プロ野球のドラフト制度がまた変更されるということで合意されたそうです。変更内容はいちいち書きませんが、それにしてもわかりにくい制度になったものです。まあ、高校生のドラフトの時期を前出しするのは高校サイドにも理由があるのだそうですから、好意的にいえば現行制度をなるべく維持したままで高校サイドの要望にこたえた改定、ということになるのでしょうか。
まあ、ごく単純化していえば、これまでは大学・社会人のベスト２をジャイアンツが獲得できる制度だったのが、これからは大学・社会人のベスト１と高校のベスト１をジャイアンツが獲得できる制度に変わった、ということなのだろうと思います。
いっそ完全自由競争か完全ウェーバーにしてしまえばすっきりすると思うのですが、球団によってそれぞれに利害は大きそうで、結局はその間を取る妥協的な、しかし難解な制度になるしかないのでしょう。
まあ、いずれにしてもプロ野球の問題はドラフト会議という選手獲得の入り口だけで解決できるはずもなく。
