愛・地球博 要望編

万博連載もようやく終わりです(笑)。最後に全体の感想を書いておこうと思うのですが、これまでも縷々書いてきたように、展示の内容もなかなか充実していますし、会場の雰囲気も良好、運営も(改善されたのか?)それほど悪くもなく、トータルとしては大いに満足して帰ってまいりました。ぜひもう一度行きたいものです。
もちろん不満もありましたので、最後にふたつ書いておきます。ひとつはもっと座れるようにしてほしいということで、かなり歩きますし、階段や坂道の上り下りも多く、加えてかなりの行列があるわけなので、さすがに脚は相当疲れます。行列も、最後の1サイクル(30分くらいか?)くらいだけでもベンチがあればだいぶ疲れ方が違うのではないかと思います。また、すでに書きましたが、シアター形式の企業パビリオンの多くで、シアターに入る前に立ったままでの前振りが設定されています。パビリオンの外で立って待って、ようやく中に入ってやれやれと思ったらまだしばらくは立っていないといけない、というのは気分的にかなりこたえるものがあります。まあ、円滑な人の入れ替えのためには必要なことで、致し方ないのでしょうが・・・。
もう一つは、細かいことですがゴミの問題です。そもそもゴミ箱がもっとあってもいいのではないかと思うのですが、まあ外から持ち込まないかぎりそれほどゴミは出ないはずなので、これはよしとしましょう。環境をメインに打ち出した万博なので、分別を徹底しなければならないというのも当然でしょう。ただ、ゴミ箱のところに必ずボランティアのスタッフがいて、ゴミの分別を管理しているのにははっきり言って閉口しました。自分がどんなゴミを捨てるのかを他人に監視されるのはおよそ気分のいいものではないと思うのですが・・・(自宅のゴミ箱を他人に勝手に荒らされて気分の悪くない人はめずらしいでしょう)。まあ、分別というのは判断に迷うこともありますから、質問に答えるためのボランティアはいてもいいと思います。しかし、ゴミを出そうとしている人の手をじっと見ていて、聞かれもしないのに「それはこちらへ」などと口を出すのは悪趣味ではないでしょうか?
まあ、どちらもそれほど重要な要望というわけではなく、気にしない人も多いでしょう。「愛・地球博」、実際に行ってみた感想としては「おすすめ!」です。一部の誇張された悪評にとらわれず、ぜひ現地に足を運んでみてほしいと思います。
というわけで、「愛・地球博」連載はこれで終わりです。長かった(笑)。しばらくは連載は自粛することにします。