キャリア辞典

労働者(3)

「キャリアデザインマガジン」第104号に掲載したエッセイを転載します。新国立劇場事件の話題です。 プロの音楽家は労働者なのだろうか。もちろん、新国立劇場でカルメンやドン・ホセを歌うような歌手であれば、独立性もギャラも高く、契約も公演ごとになっ…

労働者(2)

「キャリアデザインマガジン」第103号に掲載したエッセイを転載します。 プロ野球選手は労働者なのだろうか。プロ野球選手の統一契約書をみると、第2条に「選手がプロフェッショナル野球選手として特殊技能による稼働を球団のために行なうことを、本契約の目…

労働者(1)

「キャリアデザインマガジン」第102号に掲載した記事を転載します。すげー久々の発行(笑)。いや笑ってごまかしてる場合かという話なのですが、まあいろいろ事情がありまして滞っておりました。「労働者」(1) 「労働者」をWeb辞書(三省堂「大辞林」、ht…

セーフティネット(3)

「キャリアデザインマガジン」第100号に掲載したエッセイを転載します。 2008年、サブプライム問題や原油価格の高騰などを受けて日本経済の原則が鮮明となった。9月にはリーマン・ショックもあり、雇用失業情勢も急速に悪化した。年初に3%台だった完全失業…

セーフティネット(2)

「キャリアデザインマガジン」第99号に掲載したエッセイを転載します。 セーフティネット(2) 「セーフティネット」という用語が普及する大きなきっかけとなったのは、小泉政権発足後の2001年6月に閣議決定された経済財政諮問会議の「経済財政運営及び経済…

セーフティネット(1)

「キャリアデザインマガジン」98号に掲載したエッセイを転載します。 2002年から2006年にかけて、国立国語研究所は「外来語」委員会を設置して、公共性の高い場で使われている分かりにくい「外来語」について、その言い換えの検討を実施した。その結果、4回…