鶴光太郎『日本の会社のための人事の経済学』

 鶴光太郎先生から、最近著『日本の会社のための人事の経済学』をご恵投いただきました。ありがとうございます。

 オビの惹句に「指針なき改革論議を一刀両断』とあるように、改革論議の指針となるべく書かれた本と思われます。最初の3分の1くらいは昨今のいわゆる「ジョブ型」論議の誤解と混乱の解消と論点整理にあてられ、続く3分の1くらいで情報化が進展する中での(本来の意味での)ジョブ型雇用の重要性が経済学の観点を中心に主張され、残り3分の1は昨今の新たな動向を踏まえた上で今後の方向性を提示するといった構成になっています。これについては5月9日までに精読しなければならない事情があるので(謎)、連休の最優先課題として取り組みたいと思います。