2009-01-27から1日間の記事一覧

価値観だけ見直してもね

さて、古賀氏は最後にこう述べています。 「企業が株主価値を上げる経営を目指すことは否定しない。だが配当のみを増やす経営でいいのか。昔は株主、従業員、取引先で付加価値を配分していた。日本の財産は人だ。労働の価値観を見直す時期に来ている」 「株…

登録派遣禁止は派遣労働者のためなのか?

――舛添要一厚生労働相は製造業派遣の禁止を唱えている。 「連合は雇用の原則は直接雇用だと主張している。禁止が行き過ぎとは思わない。八五年の労働者派遣法ができる前の状態に戻すべきだ。一足飛びにはいかないからまず製造業に限らず一般業務の登録型派遣…

オランダ・モデルは本当にうまくいっているのか?

――ワークシェアリング(仕事の分かち合い)は選択肢になるか。 「まだ論点整理の段階だ。日本経団連のいうワークシェアリングは私から見れば、生産・雇用調整だ。オランダのように政労使が一緒に仕組みをつくる必要がある。夫の年収を下げる代わりに、妻に仕…

連合の「就労・生活支援給付」

――雇用情勢悪化のスピードが速い。雇用をどう守る。 「米国発の金融危機が実体経済に影響を与えたが、ここまでひどいとは誰も予想できなかった。安全網として職業訓練と能力開発、そして新雇用の創出が不可欠だ。いまは失業給付が切れると、すぐに生活保護が…

古賀伸明氏

今朝の日経新聞に、古賀伸明連合事務局長のインタビュー記事が掲載されていました。「政労使に聞く」となっていますので、これから「政」と「使」も登場するのでしょう。連合のいろいろな考え方などがコンパクトに収められていますので、以下個別にコメント…