大内伸哉『雇用改革の真実』

大内伸哉先生から、ご著書『雇用改革の真実』をご恵投いただきました。ありがとうございます。

基本的な問題意識は先生の前著『労働の正義を考えよう』と共通していると思いますが、前著が労働法理論が中心だったのに対して、本書は労働政策がメインになっています。以前、日本労働研究雑誌に小嶌典明先生の『職場の法律は小説より奇なり』の読書ノートを書かせていただいた際にも強調したのですが(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20090903)、法制度を変更して企業や人々の行動を思いどおりにするということは、まことに難しいということだろうと思います。現在進行形で議論されている最新の政策動向が論じられており、さっそく勉強させていただきたいと思います。それにしても、いつも思うのですが大内先生はどうしてこんなにたくさん本を書けるのでしょうか。。。。。