野田知彦『雇用保障の経済分析−企業パネルデータによる労使関係』

野田知彦先生から、『雇用保障の経済分析−企業パネルデータによる労使関係』をご恵投いただきました。ありがとうございます。

雇用保障の経済分析―企業パネルデータによる労使関係

書評を書きました。
書名は『雇用保障の経済分析』となっていますが、内容はほぼ全面的に「組合効果」、つまり「労働組合は役にたっているのか？」の分析にあてられています。労組の組織率が低下の一方をたどるのと歩調を合わせて、労働法でも労働経済でも集団的労使関係の研究者が減少しているといわれます。そんな中で、野田先生は長年にわたってこの分野を研究しておられ、その熱意には敬服のほかありません。なかなか手強そうな（笑）本ですが、きちんと勉強して書評を書きたいと思います。