「日本経済新聞創刊130周年ごあいさつ」だそうです。

 日本経済新聞は今年、創刊百三十周年を迎えます。読者の皆様の叱咤(しった)激励を支えに長い歴史を刻むことができました。新年に当たり心よりお礼申し上げます。…
 今年の元旦から朝刊一面で始まった連載「ニッポンの力」は日本の社会が秘める底力を浮き彫りにし、我が国の将来像を描き出します。空理空論ではなく、綿密な取材をもとに日本の政治、経済、社会の改革を訴える姿勢をこれからも堅持します。
 私どもは市場経済の大切さを一貫して重視してきました。経済のグローバル化が進展した現在、公正で自由な市場作りは世界共通の課題です。同時に、国や社会が持つ伝統や知恵を上手に組み合わせ、調和のとれた発展を進めなければなりません。この大目標実現には言論報道の力が欠かせません。健全、誠実、的確な言論報道こそ日本経済新聞の使命だと考えます。「中正公平」という四文字の重みを社員全員がかみしめております。
 今後ともおごりや独善に陥らず、皆様の声に真剣に耳を傾けながら社員一丸となって充実した紙面づくりにまい進する所存です。一層のご支援をお願い申し上げます。
(平成18年1月3日付日本経済新聞朝刊から)

はあそうですか。