病院の待ち時間のヒマつぶしに読んだ本。読みやすくてさらっと読めてしまいますが、さすがにその道の筋金入りのプロが書いた本という印象です。ドキュメンタリー制作の現場の苦悩がかなり率直に語られていて好感が持てました。メディア論は素人なので論評するつもりもありませんが、私も労働問題のドキュメンタリーや報道特集はときどき見ますが違和感を覚えることが多く、労働問題というのは党派色?が出やすいからかな、と思っていたのですが、この本には「ああ、そういうことなのかな」と感じるところがいくつもありました。
それにしても、たぶん編集者がつけたのでしょうが、この書名はちょっとかわいそう。
- 作者: 今野勉
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 新書
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