今野勉「テレビの嘘を見破る」

病院の待ち時間のヒマつぶしに読んだ本。読みやすくてさらっと読めてしまいますが、さすがにその道の筋金入りのプロが書いた本という印象です。ドキュメンタリー制作の現場の苦悩がかなり率直に語られていて好感が持てました。メディア論は素人なので論評するつもりもありませんが、私も労働問題のドキュメンタリーや報道特集はときどき見ますが違和感を覚えることが多く、労働問題というのは党派色?が出やすいからかな、と思っていたのですが、この本には「ああ、そういうことなのかな」と感じるところがいくつもありました。
それにしても、たぶん編集者がつけたのでしょうが、この書名はちょっとかわいそう。

テレビの嘘を見破る (新潮新書)

テレビの嘘を見破る (新潮新書)