中高生の万引きに対する問題意識

もうひとつ今朝の産経新聞から。東京都が中高生を対象に行った調査で、中高生の万引きへの罪悪感はそれほど強いものではないことがわかったそうです。

 中高生の四人に一人が万引は大きな問題ではないと考えていることが11日、都の「万引に関する青少年意識調査」で分かった。また、万引を「絶対にだめ」と考える生徒は、学年が上がるにつれて減少する傾向が明確になった。
…万引を「やってはいけないことだが、そんなに大きな問題ではない」と回答したのが19.9%、「よくあることで、さほど問題ない」が3.4%で、問題意識の薄い生徒は計23.3%に上った。また、万引を「絶対にだめ」と考えるのは中学二年では84.2%だったが、高校二年では62.1%まで低下していた。
(平成17年5月12日付産経新聞朝刊から)

まあ、高校生ともなれば万引きを身近で見聞きすることも多くなるでしょうから、「自分はやらないけれど、他人がやるのはまあ関係ない」というような意識だろうとは思うのですが・・・。私のような素人は、こうした結果を見ると「道徳教育をきちんとやるべき」という意見に同感してしまうのですが、こうした意見に反対する教育学者の先生方は、このような実態を改善するためにどうしたらいいと考えておられるのでしょうか。説明してほしいものです。