濱口桂一郎先生から、海老原嗣生さんとの共著『働き方改革の世界史』をご恵投いただきました。ありがとうございます。
われらがhamachan先生ことJILPTの濱口桂一郎研究所長が、海老原嗣生さんの編集になる『HRMics』誌に寄せられた「原点回帰」という連載をもとにした本です。この連載は毎回1冊労使関係の古典的著作をとりあげてその内容を紹介し、今日的な意義を解説するという非常に硬派なもので、正直に白状しますと私もこの連載で初めて存在を知った本もありました。本書では連載記事の前後に海老原氏による序説と両氏による対談が加わっています。対談が全体の解題のような役割になっていて全体が一望できるように工夫されています。私としては異論もありますが(笑)、連載部分も含めてあらためて勉強させていただきたいと思います。